だがヒラメ用ラインの標準とされる太さ4号を巻いたリールは、電動しか持っていなかった。ヒラメで使う錘は50号前後と軽く、電動リールの重さが苦になるほどではない。とはいえ細めのヒラメ用竿に電動リールは、ミス・マッチングだ。そろそろ新規購入すべく、適する手巻きリールはどんなものかとダイワのサイトを見ると、美しきリールが目に止まった。ダイワの「ミリオネア バサラ 200H」だ。
希望本体価格は43500円と、決して安くはない。実勢価格を「ヤフーショッピング」で調べると、税込で35000円(送料無料)ほど。ヤフーカードを使いポイントが増える「5のつく日」(要エントリー、スマホで購入)に買うと、合計4000円分くらいのポイントがつくので、約31000円の買い物になる。
僕は高い商品を買うときは、「ヤフーショッピング」での最安値を調べた上で、「ヤフオク」も見ることにしている。驚くほど安い価格で、新品が出品されていることがままあるからだ。案の定、“開封未使用品”が20000円開始で出品されていた。開封も未開封も、新品なら同じと僕は思う。
残念ながら数人との競り合いになり、落札価格29300円+送料700円=30000円での購入となった。1000円しか変わらないが、4000円分がポイントではなく現金という違いは大きい。このリールの重さは338グラムで電動リールは569グラム、その差231グラム。
大差ないようだが、実際に使ってみるとかなり違う。掛け布団を綿から羽毛に変えた感じと言ったら大げさだろうが、かなり軽快になった。さて船は5時に港を離れ、最初のポイントに5時50分頃到着。ゴールド×ブルーのリールは、ブルーの竿によく似合う。
新調してよかったとしばし満足感に浸りながら、餌のイワシを針にかけ、協定で決められた釣り開始時刻の6時を待った。