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ドラえもんが現代アートに!?見どころ満載の「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」

2017.11.08

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

 六本木ヒルズ・森アーツギャラリーで2018年1月8日まで開催されている「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」。

 本展は2002年に開催された現代美術展「THE ドラえもん展」の続編という形で企画されたもの。本展の監修を担当した美術史家で明治学院大学教授の山下裕二さんは、15年前の展覧会を一観客として鑑賞。今回は山下教授が「あなたのドラえもん」というテーマで現代アーティストに作品制作を依頼した。

 村上隆、奈良美智、森村泰昌、鴻池朋子、町田久美といった世界的にも著名なアーティストから新進アーティストまで、28組30人のアーティストによる「ドラえもん」をテーマにした絵画、立体、写真、映像の作品が一堂に会した。

「前回からの15年の間に大きな変化があり、日本の現代美術が裾野を広げて市民権を得た。村上隆さんの知名度をはじめ、何人かの作家は15年の間に世界的に評価される大きな成功を収めた。村上さん、福田美欄さん、奈良美智さんを含め前回から引き続き出していただいた方は5人おり、旧作、新作を合わせて展示している。

 今回は28組のアーティストに参加していただいた。約半数が日本の現代アートのトップランナーで、半数は知名度はほとんどないが、私が才能を見込んで制作をお願いした作家の方々。この展覧会によって作品のメッセージが届けばいいと企画した」(山下教授)

 オープンに先駆けて山下教授と参加アーティストによるプレスツアーが開催された。本展の見どころをアーティストの声と共に紹介する。

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