iPhone 8、8 Plusが発売され、過去のモデルにもiOS 11の配信が始まっている。最新モデルの8、8 Plusは、カメラやチップセットなどの性能向上に加え、久々にガラスが採用されたことも話題になっているが、NFC関連にも大きな変更が加わっている。アップル自身も大々的に宣伝していないが、ユーザーの行動が変わり、利便性が向上するという点では、大きな進化といえるだろう。
日本ではiPhone 7、7 Plusから搭載されたApple Payが、iOS 11で進化した。iPhone 8、8 Plusも対象だ
NFCの拡大は、主にiOS 11によるもので、アップデートしたiPhone 7、7 Plusでも利用可能だ。ひとつ目が、NFCタグの読み取りに対応したこと。App StoreにはNFC読み取り機能を持つアプリが続々と登場しており、これをインストールすることで、さまざまなタグに書き込まれた情報を読み取ることが可能になる。
これでできることは、タグに書き込んだURLに一発でアクセスできるなど、限定されているが、iPhoneをかざして使うシーンが拡大したことは間違いない。NFCのタグ自体は安価なため、対応は簡単。商品の値札の横にタグを貼って詳細を見られるようにしたり、イベントに訪れた人がアプリをダウンロードしやすいようにタグを設置したりといった誘導が可能になる。
NFCの用途が拡大し、アプリを利用してタグが読み取れるようになった