■連載/パソコン&スマホ「サポートスタッフだけが知っている“プロのテクニック”」
1979年9月28日に日本電気(現在のNEC)が、パソコンブームの火付け役となったPC-8000シリーズの最初の機種『PC-8001』を発売しました。このことを記念して、9月28日は「パソコンの日」と制定されているって知ってましたか?
37年の時を経て、パソコンは今や現代人にとって、切っても切り離せない存在へとなりました。
申し遅れました、日本PCサービスの大竹です。弊社では、パソコントラブルに見舞われたお客様の元にすぐ駆けつける「ドクター・ホームネット」を運営しています。パソコンの寿命を左右するのは、日頃のちょっとした使い方の差です。これからもパソコンを長く愛して欲しい思いを込めて、今回は「パソコンを長持ちさせるコツ」を紹介します。
■HDDの寿命の目安はズバリ「通電時間」
パソコンの寿命は、車と考え方がよく似ています。車であれば、これまで走ってきた「走行距離」を買い換え時の目安とする人は少なくないでしょう。パソコンの場合は、「HDDの通電時間」が目安となります。
製品によって誤差はありますが、これまで当社が診てきた中では、通電時間が8千時間を超えると、故障が発生しやすくなる傾向にあります。
つまり!パソコンを長持ちさせるためには「通電時間を減らす」ことが重要なんです。使わない時は、電源を切るようにしましょう。
とはいえ、あまり細かく電源のオンオフを繰り返すのも、HDDや電源ユニットへ負荷がかかります。そこで、例えば「2時間以上使わない時は電源を落とす」といった自分ルールを決めると良いでしょう。
ついつい電源を切るのを忘れてしまうという人は、電源オプションの「省エネ設定」を活用してください。10分以上HDDが駆動しない場合は、自動スリープにするといった設定を行えば、忘れがちなアナタでも安心です。