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昭和の象徴から最新スポットに!再び脚光を浴びるデパートの大食堂

2017.10.07

デパートの大食堂復権

年々姿を消すデパートの大食堂が再び脚光を浴びている。話題の最新商業ビルに設けられるなど復権の兆しアリ! その魅力を探った。

◎思い出に残る特別感やあの懐かしさは健在!

 かつてデパートは、おめかしをして行く特別なところだった。大食堂で食事をする、あの優越感は、幼少の思い出に深く刻まれている――。

 岩手県花巻市のマルカン百貨店の大食堂も、そんな人々の記憶に残る場所だった。しかし建物の老朽化に伴い、昨年6月に惜しまれつつ閉店。ところが、まもなく食堂の移転存続を求める署名活動が始まり、「僕にとっても大切な場所。なくすわけにはいかない」と、地元出身である花巻家守舎の小友康広さんが運営に名乗りを挙げた。当然、改修費用を含めた莫大な予算が必要となるが、地元民からのサポートやクラウドファンディングで資金を募り、わずか半年後の今年2月に「マルカンビル大食堂」として再オープンを果たす。異例のスピード復活からも、いかに多くの人に愛されていたかがわかるだろう。

 大食堂は連日大盛況で、ゴールデンウイークの9日間には約2万人が訪れたという。その魅力は、「安くておいしくてメニューが豊富。子供からお年寄りまで、リラックスして一緒に食事が楽しめる〝実家のリビング〟みたいな場所ですね」と、小友さんは笑う。

 一方、最新商業施設「GINZA SIX」にも、懐かしくも新しい大食堂が誕生した。選りすぐりの7つの銘店が軒を連ね、中央のバルと店内奥のダイニングなどから構成される「銀座大食堂」は、〝デパートの大食堂〟の進化版ともいえる。「専門性のある料理を気軽に楽しめて、かつそれらが交わる空間。専門店街でもフードコートでもない、銀座らしいフードホールを目指しました」と、プロデュースを手がけたカフェ・カンパニー代表の楠本修二郎さんは語る。

 エリアごとに表情の異なるダイニングエリアには不思議と一体感があり、銀座らしい華やかさと居酒屋のような心地よさを併せ持つ。そしてメニューを開けば和洋の美食が並び、ステーキや鮨を食べる人が同じテーブルで食事を楽しむその様は、まさにデパートの大食堂そのもの。「各専門店、各エリアのミックスを楽しんでほしい。銀座大食堂内でハシゴしてもらうのもオススメですよ」と楠本さん。久々におめかしして出かけたくなる新時代の大食堂へようこそ!

特別感と居心地の良さを併せ持つ大食堂
特別感と居心地の良さを併せ持つ大食堂は、連日大盛況。関東など遠方から訪れる人も。

マルカンビル大食堂
マルカンビル大食堂

昨年6月に閉店したマルカン百貨店の6階大食堂がそのままのカタチで復活・営業再開。オープン前から行列ができるほどの人気だ。1階にはカフェや雑貨店もある。
住所/岩手県花巻市上町6-2 マルカンビル6F 営業時間/11:00~18:30(LO18:00)

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