1年で英語を習得する「トライズ」。1日3時間の学習で年間1000時間! 勉強すると英語が話せる自分がそこに居るそうです。
筆者もお試しとして3か月間、期間は短いですが、トライズの英語学習にチャレンジしてみました。はたして40代の一般人が好成績を残せるのでしょうか?
■1日3時間の学習……それが、難しい
トライズで英語を学ぶとき、生徒さんは全員、宣誓書を書かされます。それは1年間学習を継続できたご褒美、もしくは1年間学習を継続できなかったときのバツです。筆者は、後者を選びました。お試しとはいえ3か月で目標を達成できなかった場合、最初のコンサルタントを受けたときにしゃべった英語を動画でSNSに公開するというバツです。これは恥ずかしい……。意地でも達成しなければなりません。
その助けをしてくれるのがコンサルタントとネイティブ講師です。筆者にはOさんという日本人女性がコンサルタントになってくれました。海外留学経験を持つ彼女は、常に優しくサポートしてくれるのです。
まずは学習スケジュールを決めていきます。レッスンは大きく分けて4つ。それを1週間単位で決められた時間に学習するのです。
ひとつめが「リスニング」。こちらの教材は洋画を用います。
筆者が学習したのは、2005年のアメリカ映画『サンキュー・スモーキング』。タバコ研究所のニックを主人公とする痛快なドラマです。その動画をスマホにダウンロードして、繰り返し聞き、発音するという学習方法です。後々、ニックの早口に苦しめられることになりますが、詳しくは後の機会にて。
副読本として完全セリフ集を使います。こちらは文字通り、演者のセリフなどを日本語、英語で書き記したモノ。
名作映画完全セリフ集 スクリーンプレイ・シリーズ143
サンキュー・スモーキング
フォーイン スクリーンプレイ事業部刊
1200円(税別)
まずは映画のセリフを聞きながら、英語の文字を目で追っていきます。慣れてきたら副読本を読みながらセリフを声に出します。最終的には副読本を使わずに耳から聞いた音だけで声に出していきます。
そして「スピーキング」。こちらは英会話のフレーズを完全記憶、コンサルタントの日本語を1秒の間を置かずに英語で訳してしゃべります。筆者は「英会話1000本ノック」という本を使って学習しました。
英会話1000本ノック
スティーブ・ソレイシィ著
コスモピア刊
1800円(税別)
こちらは、日本人が得意とする学習方法かもしれませんね。ネイティブ講師との会話で活用できたので、完全記憶を否定する方もいますが、あながち間違った学習方法ではないようです。
以上、「リスニング」と「スピーキング」は自己学習です。なまけものの筆者は時折サボってしまい、コンサルタントが2週間ごとにチェックする日(プログレスチェックといいます)の前の晩に慌てて夜なべすることも……。自己学習の厳しさですね。