Q.タテ型の乾燥機能はドラム式に比べて弱いですか?
A.安蔵プロ:「タテ型は洗濯槽自身と、洗濯槽の下にある『パルセーター』というプレートが横回転することで洗濯物をかき混ぜて洗濯します。それに対してドラム式は、ドラムが縦回転することで洗濯物を上から下にたたきつけるような形になります。タテ型はドラム式に比べて上下の動きが少ないので、どうしても洗濯物が乾きにくいのです」
Q.「汚れ落ち」にこだわらなければ、ドラム式の方がいいということですか?
A.安蔵プロ:「洗濯から乾燥まですべて全自動で任せたいというのであればドラム式がオススメですし、節水性においてもドラム式は進んでいます。しかし一般的にドラム式はタテ型に比べてサイズが大きいため、マンションなど設置スペースに限りのある場合は置けないこともあります。ドラム式は前方に洗濯物を出し入れするスペースが必要になりますので、実際に快適に使うためにはそういったスペースを考慮する必要もあります。洗濯機を設置する『防水パン』の大きさだけでなく、快適に使えるスペースの広さを考慮する必要があるということですね」
Q.デザインなども進化しているんですか?
A.安蔵プロ:「日立がガラストップの1枚ドアを採用したモデルを発売してから、デザインに注力したモデルが増えていますね。洗濯って決して楽しい家事ではないですから、少しでもスッキリとおしゃれなデザインの方がうれしいですよね」
ガラストップの1枚ドアは掃除がしやすいのも魅力(写真は2014年5月の日立「ビートウォッシュ」シリーズの発表会の模様)
Q.洗濯できる容量も増えているんですか?
A.安蔵プロ:「今や洗濯容量10kgは当たり前で、11kg、12kgというモデルまで登場しています」
Q.えっ、12kgまで洗えちゃうんですか?
洗濯12kg/乾燥6kgを実現した日立の「ビートウォッシュ BW-DX120B」
A.安蔵プロ:「洗濯容量と乾燥容量というのがあって、洗濯−乾燥まで可能なのは最大6kgなのですが、洗濯だけなら12kgまで可能なモデルが出ていますね。1日分の洗濯物容量がひとりあたり1.5kgといわれていますので、12kgなら4人家族の2日分という感じですね。夫婦2人なら4日分、1人なら6日分の洗濯物をまとめて洗濯できます」