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イマドキのフリーター像は「モラトリアム型」が多数、「夢追求型」は少数派

2017.08.13

2.「夢追求型」
「芸能関係の職業、もしくは職人・フリーランス型の職業につきたい」という、明確な目標を持っている人を指す。2000年に実施された日本労働研究機構の調査「フリーターの意識と実態」では27.8%を占めたが、今回の調査では約10%に留まっており、少数派であることが判明した。目指す職業のタイプでさらに「芸能志向型」と「職人・フリーランス志向型」に分類される。

「芸能志向型」は、音楽や演劇、俳優など、芸能関係を目指してフリーターになった人のこと。全体の5%を占め、年齢別では18歳~24歳の若者が多く、35歳~44歳の層では、夢よりも現実への対処を迫られることから格段に減少する。アルバイト収入はフリーターの中で最も多く、平均額は12万7000円(※全体の平均は約11万円)という結果に。親との同居率が最も低いことも関係していると考えられる。就業している業種は事務が最多だが、カフェ、居酒屋ホール、アミューズメントパークなどの接客系の職種も多い傾向が見られた。

「職人・フリーランス志向型」は、職人、アート関係、執筆関係など、自分の技能・技術で身を立てる職業や独立を目指しているか、現在その職業をフリーランスで行なっている人で、全体の約5%を占める。フリーターの中では学歴が高めで、大卒、大学院卒が最も多いのも特徴。フリーターの中では「仕事への興味」を最も重視するタイプで、「自分が好きだから」「楽しそうだから」という判断軸で仕事選びをしている傾向が見られた。

3.「やむを得ず型」
上記の2タイプよりも大まかな定義になるが、「本人の意欲とは別の、労働市場の悪化や家庭の経済事情、トラブルなどの事情からフリーターを選択」した人を指す。フリーターになった事情から「正規雇用志向型」「期間限定型」「プライベート・トラブル型」に分類される。

「正規雇用志向型」は、もともと正社員を希望していたが納得のいく結果が出なかった人で、全体の約24%を占める。親との同居率は最も高く、生活面を実家に依存しながら、アルバイトと就職活動を続行する姿が浮かんできた。仕事選びでは「将来的に正社員になるチャンスがある」を重視するのが特徴だ。

「期間限定型」は、大学受験浪人中にアルバイトをしているケースや、資格を取得するための勉強をしながら生活費を稼ぐためにフリーターをしている人で、全体の約5%を占める。就業期間が限られているため、「仕事選びには特にこだわりや理由がない」人が多く、「アルバイト」と割り切って「身近で選びやすい」ものから選ぶ人が多い傾向にある。

「プライベート・トラブル型」は、本人や家族の病気、正社員として勤務した企業の倒産、異性関係の問題など、不本意なトラブルがきっかけでフリーターになった人で、全体の約12%を占める。女性の割合が高く、なかでも35~44歳の層が多い。平均月収は各タイプの中で最も低く、就業量を抑えめにしている人が多いと考えられる。仕事選びでは「安定して長く働き続けられる」ことを重視している。

文。/編集部

 

 

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