くじ引きによる年3回の全社的な席替えなど、ユニークな働き方で常に話題の〝ほぼ日〟。席替えに備え、荷物が少ない人ばかりかと思いきや、多い人が大多数。しかし、社内で噂の究極のミニマリストが1人いた! その驚きの生活を潜入取材。
噂のミニマリスト
沢柳晴司さん
株式会社ほぼ日のシステム担当。サーバーの管理や社員が使うパソコンの管理を担っている。机のキレイさは周囲の人にも伝染しつつある。
◎自分の管理の及ぶ分しか持ちません
最近はカバンも持たなくなったという沢柳さん。もともときれい好きだったのだろうか?
「そうではありません。片づけが苦手だからこそ、モノを減らし片づけなくてもすむようにというのが始まりです。ゲームのように、これは捨てられるんじゃないか、ほかで代用できるんじゃないかと考えながら徐々に減らしていき、こうなりました」
モノが少ないと、頭もスッキリ整理される効果があるという。
「持っていないのは知っているので、あれはどこだ? と考えたり探したりすることがありません。必要なモノはAmazonが次の日に届けてくれますし、コンビニもあります。そう考えれば、これで十分なんです」
【本当に働いている? 美しすぎるデスク】
●デスクのミニマム化はペンから
筆箱やペン立ての文房具を整理していき、最終的に残ったのはLAMYの3色ボールペン(芯はジェットストリームに変更)1本。ハサミやノリ、クリップといったそのほかの文房具は、会社の共用スペースにある文房具置き場から、その都度拝借して使っている。
●書類はデジタル化し処分
必要な書類はデジタル化し、紙の書類はほとんど持っていない。パソコンのファイルも整理されており、終わった仕事のファイルはサーバーの共有スペースに移動。「健康診断の記録も捨てました。机の中を片づけるのがストレス解消になっています(笑)」(沢柳さん)