[ベルギー系]
■ルプルス・イベルナテュス(ベルギー/トロワ・フールケ醸造所 度数9.0% 750mi)
まず感じるのはふっくら、ふくよかな濃厚さ。干しぶどうのような、チョコレートのような、カラメルっぽさもある複雑な甘味が押し寄せる。大人の甘味という印象。すごい泡立ちで口中にふわっと広がる泡のクリーミーな舌触りが心地良い。苦味はあとになってやんわりと舌の裏や奥に残り、味わいの違いをディレイで2度楽しめる。濃い味の料理全般に合いそうだし、食後酒にもいい。そして、最初じゃなく、あと口にソーダ感があるのは珍しい。
★女性タレント見立ては、【深田恭子】
★今日のビール川柳
オオカミの マークが極上 ビール也
文・写真/石黒謙吾(いしぐろ・けんご)
著述家・編集者・分類王。日本ビアジャーナリスト協会・副会長、日本ベルギービールプロフェッショナル協会・理事。映画化されたベストセラー『盲導犬クイールの一生』はじめ、『2択思考』『図解でユカイ』『ダジャレヌーヴォー』『エア新書』『分類脳で地アタマが良くなる』『ベルギービール大全』など幅広いジャンルで著書多数。プロデュース・編集した書籍も、ベストセラー『ジワジワ来る○○』(片岡K)、『ナガオカケンメイの考え』、『負け美女』(犬山紙子)、『読む餃子』(パラダイス山元)など200冊以上。twitter: @ishiguro_kengo、facebook:石黒謙吾、blog:イシブログケンゴ
■連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~