■夏休みが短いことのメリット・デメリット
この2つの立場を考えれば、当然、一人一人取得日数は変わってくる。では、夏休みが平均よりも短い0~3日未満だと、どのようなメリット・デメリットがあるのか。確認しておこう。
【メリット】
・メリハリがついてダラダラしない。生活リズムが崩れにくいため、体調管理がしやすい
・出費が抑えられる
・休暇中は本当にやりたいことに集中できる
・休暇中、割り切って「何もしない」決断ができる
・業務への支障が少ない上に、仕事が滞りにくい
・取引先が休んでいる間に、普段できていない仕事に着手できる
【デメリット】
・のんびりすごすことができない
・疲れがとれないことがある
・長期旅行に行けない
・休暇中はしっかりと計画を立てないと、あっという間に終わってしまう
・家族サービスが十分にできない
■夏休みを長く取得することのメリット・デメリット
では、夏休みが平均よりも長い一週間以上だと、どのようなメリット・デメリットがあるだろうか。毎年それほど長い日数を取得していない人は多いと思われる。そのメリットも知っておこう。
【メリット】
・長期旅行ができる
・やりたかった勉強(読書・資格取得)ができる
・家族とゆっくり過ごすことができる
・なかなか会えなかった人と会うことができる
・普段できなかった趣味の時間を堪能できる
・心身ともにリフレッシュできる
・気になっていて着手できなかったことができる(掃除・片づけなど)
【デメリット】
・生活リズムが崩れやすく、体調管理がむずかしくなることも
・ダラダラとメリハリなく過ごしてしまいがちになる
・普段とは異なった疲れが出ることもある
・出費がかさむ
・仕事への意欲がダウンする
・仕事がたまる
「基本的に、夏休みの取得日数は立場や状況に応じて決めるものですが、いずれにせよご自身が休暇中、何をしたいのかという目的を明確にすることが一番大切です。目的が明確なら、計画もしっかり立てられます。計画的に夏休みを過ごすことができれば、短くても長くても後悔のない、有意義な夏休みにできるでしょう」
(取材協力)
仕事効率改善コンサルタント 今蔵ゆかりさん
講演では16000人以上のビジネスパーソンに「コストをかけずに今すぐできる!仕事効率改善のコツ」を伝授。楽しく即実践できると好評で、講演のリピート依頼も多数。
ホームページ http://ysroom.biz/
メルマガ 仕事業績が上がる人のモノと思考の整理法の秘密
http://www.mag2.com/m/0001293691.html
取材・文/石原亜香利