■仕事で不明点があった時にどうするか
仕事の進め方のとらえ方、主体性、ストレス耐性や責任感などが分かる設問だが、「指示者への確認」35%、「周囲への確認」31%、「調べて進め方を考える」23%に回答が集中する傾向は昨年と変わらない。ただし、「調べて進め方を考える」とする回答が調査開始以来はじめて23%台となった。2014年度以降24%後半を維持していたものであり、思考力や主体性の変化の兆しととらえることもできる。
■期待されていると思うこと
20%を超える回答は3つ。「不明点はすぐに聞き進める」28%、「先輩を手伝い仕事を覚える」26%、「周囲を見て気配り」23%。短期的、対策的な期待値を想定しての回答に集中し、新入社員の立場をどのように認識しているかが見て取れる。なお、「知識習得」と「仕事を完遂」は昨年と順位の逆転があるが、調査年ごとに順位は入れ替わっており、何らかの傾向や兆しとはとらえがたい。