近年の新入社員は学習指導要領や社会環境が目まぐるしく変化するなかで成長をしてきた。よって職場での新入社員との関わり方は年ごとの試行錯誤となっているのが現状。その一例として1990年代後半からのネット社会へのドラスティックな変移は、現在、各職場でリーダーとして活躍している世代と新入社員との間にコミュニケーションの溝を作り出している。企業の永続的な経済性の追求を果たすために、人材育成、とりわけ新入社員教育は質の高さが求められる。今回、ヒップスターゲートが2017年度新入社員1525名を対象に意識調査を実施した。
■会社の先輩や上司に期待すること
2017年調査結果は、「仕事以外の話もできる雰囲気」36%、「マナーや仕事の進め方の基本スキルを教えて欲しい」32%、その他は20%を下回り、上位2つの回答合計が過半数を占めた。昨年、突出していた「仕事以外の話もできる雰囲気」が、「マナーや仕事の進め方」に振り分けられた格好。これは2014年度および2015年度の傾向に戻っており、昨年の回答が特徴的であったことがわかる。