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達人に聞く電卓早打ちのコツと便利な4つの裏ワザ

2017.06.02

意外と知らない電卓の技

ところでこの電卓、ちょっとした工夫で業務が効率的になることがあるという。意外と知られていない、その電卓の技を教えてもらった。

1.「%」キーを使って、割合・割増・割引などの計算をする。

「仕事で消費税(8%)の計算をする機会があったり、買い物のとき『定価から15%引き』、食事のときに『サービス料を10%いただきます』などの表示を目にしたりすることがあります。このようなときには『%』キーを使うと便利です」

例1:13,800円の商品の税込み価格を求める場合は、「13,800×8%+(=)」と押すことで税込金額を計算することができる。

例2:定価13,800円から15%引きの計算は、「13,800×15%-(=)」となる。

例3::表示価格(税抜)13,800円から15%引き、税込価格を求める場合は、「13,800×15%-(=)8%+(=)」で計算することができる。

2.「GT」で自動加算する

「『GT』と書かれたキーは、『=』キーを押したときに得られる結果が、自動的に加算される機能です」

例:2×5=、3×3=、4×2=のそれぞれの答と合計を計算する場合
「2×5=(10)、3×3=(9)、4×2=(8)」とそれぞれの答を出した後、「GT」を押すと合計「27」 が表示される。

3.「M+」、「M-」、「MR(RM)」、「MC(CM)」を活用する

「これらのキーは、独立した記憶装置です。『M+』は独立メモリーに加算、『M-』は独立メモリーから減算、『MR(RM)』は記憶されている数値を表示、「MC(CM)」は独立メモリーに記憶されている数値を消去する際に使用します」

例:(1)2×5=、3×3=、4×2=のそれぞれの答と合計を計算した後に、(2)15÷3=、27÷9=、42÷6=のそれぞれの計算と、その合計を計算。さらに(1)と(2)の合計を計算する場合

(1)「2×5=(10)、3×3=(9)、4×2=(8)」と答を出し、「GT」と押すと合計「27」と出る。「M+」を押し、「AC(GTを2回押した後、C)」を押す。画面上に数字の「0」と「M」が表示されるのを確認する。

(2)「15÷3=(5)、27÷9=(3)、42÷6=(7)」と答を出し、「GT」を押すと合計「15」と出る。「M+」を押した後に「MR(RM)」を押すと「42」が表示される。これが(1)と(2)の合計になる。

(メモリーに記憶されている数値が必要なくなった場合には、「MC(CM)」を押すと表示から「M」が消える。画面上に表示されている数字を消す場合には「AC(C)」を押す。)

4.定数機能を使う

「例えば、同じ数量で単価が違う計算を繰り返すときに、定数機能を使うと便利です」

例:@1,400円、@1,800円、@2,100円をそれぞれ2,500個の計算をする場合
「2,500××1,400=、1,800=、2,100=」と押すだけで計算することができる。
数量に「×」を2回押し、その後で、単価の異なる「金額=」と入力する。
(シャープ製電卓の場合は「2,500×1,400=、1,800=、2,100=」)
さらに、それぞれの合計金額が必要な場合には、「GT」を押せば合計を求められる。

中村さんによれば、もし、新たに電卓の購入を考えているのであれば、今回紹介したキーがあるもので、大きさはタテ17cm、ヨコ10cmくらいのものがおすすめだそうだ。改めて電卓を捉え、活用してみよう。

(取材協力)
一般財団法人日本電卓技能検定協会
昭和52年設立。昭和57年7月に第1回電卓技能検定試験を実施。受験者は150万人を超え、有資格者は延70万人以上。資料請求はホームページへ(http://www.dentaku.or.jp/

取材・文/石原亜香利

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