■共通仕様と矜持(きょうじ)
日比谷線第3世代車両は、アルミ車体、20メートル4ドア車のほか、台車や走行機器類、空調、フリースペース、3画面式旅客情報案内装置、乗務員室など、共通仕様としている。それでもエクステリア、インテリアは対照的なのが面白く、各社の矜持をうかがえる。
アクセントとして、車端部の戸袋に沿線の活力を表現したエナジードットを添え、明るい雰囲気を強調。
エクステリアを眺めると、13000系が“控えめ”に見えてしまうほど、イノベーションレッドが強烈なインパクトを放つ。ピュアブラックを組み合わせることで、革新的で引き締まったイメージを表現している。
行先表示器は13000系と同じフルカラーLED。日比谷線内は各駅停車のみ運行なので「駅ナンバリング+行先」に対し、東武線内は様々な種別があるので「種別+行先」を表示する。
なお、70000系及び13000系は当面各駅停車のみの運行となるが、報道公開後に発表された『東武グループ中期経営計画2017~2020』で、「日比谷線直通列車速達性向上の検討」を挙げており、将来は7両編成の急行や準急などが設定されるかもしれない。