■ご近所さんとの会話のネタに困ったら…
あいさつから始めたものの、次に何を話せばいいのか分からないという壁に当たる。そこで平田さんにおすすめの会話のネタの例を教えてもらった。
●自分と同じ趣味や共通点でお話ししたい場合
「犬種は何ですか?うちのはトイプードルなんです」
「見事な寒桜ですね、素晴らしい」
「おしゃれなインテリアですね。私もすごく好きなんです。いろいろと教えていただけると嬉しいです」
●同世代、同じ境遇の方に悩みを相談したい場合
「このあたりに良い小児科はありますか?うちは○○医院によく通うのですが…」
「最近夜泣きが多くて困っているんです。あなたのお子さんはどうですか?」
「おじいちゃんをデイサービスにお願いしようとしているんですが、近所に良いところありますか」
「ご近所さんの場合、情報交換、お悩み解決、趣味に講じた雑談が会話のネタとして有効です。また、こちらから相手に話しかける際は、『私はこうしているんですが』『私はこう思うのですがいかがでしょうか?』としっかり自己開示すると、相手の方も話そうとしてくれます」
■ご近所づきあいのコツ
平田さんによれば、会話の内容のほかにも、次のようなコツがあるという。
●相手にあいさつする際は、笑顔で行うと、好印象を与える。
●心の中で、相手と握手をするイメージであいさつすると、相手との距離感が縮まる。
●ママ友などの会話の輪に入りたい場合は、「ちょっとお話いいですか?」と言いながら、笑顔で50cm以内に近づくと緊張しない。近い距離感だと、親近感が湧くため。
●末永くご近所さんとおつきあいしたいのであれば、「話す」より「聴く」側に徹するとよい。
●立ち話の場合、相手の真正面に立つのではなく、相手の斜め横もしくは真横に立つとお互いに視線が気にならないので長く話すことができる。