郵便局は手紙を出す、ゆうパックを出す、ATMで取引をするなど、日常の暮らしに欠かせない存在だ。それは非日常の世界でも同じこと。平日に限られるが、旅や行楽、所用のついででも楽しめる“郵便局めぐり”を御紹介しよう。
■旅行貯金
旅行貯金とは、「郵便局の貯金窓口にお金を預け、通帳に局名印を押してもらうこと」で、以前は主務者印(局長印)も押印されていた。旅好きや貸切バスの乗務員、アマチュア無線愛好家などのあいだに広まったと言われている。
明文化された遊びではないので特にルールはないが、ユーザーの多くは初めて訪れた郵便局のみ「1局」とカウントする。ただし、例外も存在する。
郵便局は全国的に移転や改称などが度々発生する。移転のみは近隣(郵便番号が同じ)が多いため、郵便番号が変わるほどでもない限り「1局」とカウントしないユーザーが多い。
一方、改称(移転改称も含む)は当然のことながら局名印も変わるので、「1局」とカウントする。
局名改称に伴う特殊な例として、草加松原郵便局を取り上げよう。以前は「松原団地駅前郵便局」と名乗っていたが、東武鉄道伊勢崎線松原団地駅(現・獨協大学前<草加松原>駅)の駅名改称1か月前に先代局名の「草加松原郵便局」が18年ぶりに復活した。この場合、以前の同局は「旧」、現在の同局は「新」としてカウントする。