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「あたりまえ体操」を世に送り出した音楽クリエイターが当たり前にやっていること

2017.05.12

■かっこいい名刺はあるだろう!おい、封筒はどうした~!?

樋口:それでは、私が音楽制作を通して得た「ライフハック」を発表させて頂きます。

「あたりまえ体操」を世に送り出した音楽クリエイターが“あたりまえにやっていること”
「かっこいい名刺はあるだろう!おい、封筒はどうした~!?」

井上:・・・これは一体?タ、タイトルですか?

樋口:そうです。分かりやすくするため、タイトルをご用意しました。

井上:素晴らしいお気遣い、ありがとうございます!解説頂いてもよろしいでしょうか。

樋口:クリエイティブ業界では名刺にこだわっている人が本当に多いです。当然、私もかっこいい名刺を用意しました。しかし音楽の仕事が増えはじめ、いざ請求書を受け取る立場になった頃、気がついたんです。かっこいい名刺を持っている人はたくさんいても、しっかりした封筒を送ってくる取引先はほとんどいませんでした。

井上:確かに私も請求書の封筒はこだわっていないですね。

樋口:かっこいい名刺を持って、しっかり仕事をする方が、なぜあんなペラペラの封筒を使うのか。私なりに考えたところ、おそらく「封筒などに注目する人はいないだろう」と考えているからではないでしょうか。

井上:おっしゃる通りです。耳が痛くなってきたな・・・。

樋口:でもその考え方、間違っているんです。確かに一番大切なのは、楽曲を購入したり、テレビやネットから流れる音楽を耳にしたりするリスナーです。しかしそれと同じくらい、請求書を受け取る相手も大切です。なぜならその人は、私のお金(=ギャラ)を扱う大切な人です。その人に対して全力でアピールする必要があると思ったので、オフィス樋口では紙質やデザインにこだわった、シンプルですがしっかりとした封筒をオーダーして作り、それを取引先にお送りしています。

「あたりまえ体操」を世に送り出した音楽クリエイターが“あたりまえにやっていること”
オフィス樋口の封筒

井上:・・・かっこいい。これは受け取る側も気分が良くなりますね。

樋口:この話を財布で例えてみましょう。極論、お金を入れるものはスーパーのビニール袋でも問題ありません。でもカッコ悪い。デートでそんなものは使えないから、ブランドの革財布を買います。請求書の封筒はこれと全く一緒です。ビニールの袋に大金が入っていたら見合わない。ペラペラの封筒に200万円の請求書は見合わない。革の財布に大金が入っているから見合う。かっこいい封筒に200万円の請求書が入っているから見合う。ペラペラの封筒に請求書が入っている時点で「御社との付き合いでは、200万円の請求書を発行することはありません」と宣言しているようなものです。

井上:なるほど・・・家にあるペラペラの封筒、破り捨てなきゃ・・・。

樋口:封筒をちょっと良くしたくらいで、とんでもない出費になることはありません。飲み代にはお金を使うが、封筒にはお金を使わない。いやいや、封筒にお金を使って、そうして仕事も得て、ついでに飲み代にもお金を使うようにしましょう。ちょっとお金をかけて封筒を変えるだけで、途端に周りと比べて目立つ存在になります。

井上:今のお話を聞いていると、普通の人の感覚で仕事をしてもダメだと感じます。考えてみれば、仕事で成功する人、出世する人は、ちょっと変わった視点を持つ人が多いですよね。いかに「みんなが“あたりまえ”と思っている部分」に焦点を当て、もっと人から目立つ、気に入られる方法を見つけ出し、実践しているように思います。

樋口:そうですね。「あたりまえ(=普通の封筒)」を「よりよい(=かっこいい封筒)」に変換することが大切です。これはサラリーマンの方々にも言えることと思います。毎日見逃している「あたりまえ」にもっと着目したいですね。

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