最近のオフィスの中には、フリーアドレス制といって個人のデスクが指定されていない制度を取り入れるところも増えてきたようである。その場合は私物をデスクに置いておくことができないので、各自の私物は毎日ロッカーから出し入れすることになる。そのような場合には、私物をまとめて移動できるようなツールがあれば良いのにと思う人もいるのではないだろうか?また、フリーアドレス制のオフィス勤務ではなくても、1日の中で打ち合わせの場所がころころと変わる人の場合、やはり私物をまとめて移動できるツールがあれば良いのにと思う人はいると思う。今回紹介する『mo・baco』はまさにそんなにニーズに応えた製品である。今回、実際に購入して使用してみたのでこの製品の特徴を中心にレビューしていこうと思う。
『mo・baco』は「コクヨ株式会社」から発売されている「社内持ち運び用バッグ」である。オフィス内で移動するにあたってはノートPCを始め、ノート、ファイル、筆記具 etc. 持ち運ばなくてはならない荷物が多く大変なもの。『mo・baco』は、そうした荷物を一括して持ち運ぶことに特化した製品である。もちろんこの製品のメリットはそれだけでなく、このバッグ自体がオーガナイザーとして機能することで、移動した先でも自分のデスクにいるのと同じ感覚で荷物を出し入れすることができる点も優れている。
■『mo・baco』の特徴
◆仕事に欠かせない道具を取り出しやすく/しまいやすくするオーガナイザー機能
この『mo・baco』が優れているのは、なんといってもこのオーガナイザー機能である。本体の中でも最も容積が大きいの中央のフロントポケットと呼ばれる部分であるが、ここにはファイルやドキュメントをはじめ、ペットボトルやACケーブルといった体積のあるものを気兼ねなく放り込むことができる。
次に容積が大きいのはフロントポケットから仕切られたセンターポケットと呼ばれる部分。
この部分は仕切りによって他のものとの接触が避けられること、ボックス内での動きが抑えられることからノートPCなどを収納するのに向いている。私の場合もこのポケットはノートPC専用の空間として使用している。これら2つのポケットの脇にあるのがサイドポケットと呼ばれる空間である。
この部分は容積は大きくない一方、縦方向にモノを収納することができるのでアクセスが非常に良い。そこで私の場合は見失いがちなワイヤレスマウスを収納するのに使用しているが、他にもペン類やレーザーポインターを収納しても良いだろう。