◎軽快さと高出力を両立したヨーロピアンハッチバック
ボルボ『V40 T3』
Specification
■全長×全幅×全高:4370×1800×1440mm
■ホイールベース:2645mm
■車両重量:1480kg
■排気量:1497cc
■エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ
■最高出力:152PS/5000rpm
■最大トルク:250Nm/4000rpm
■変速機:6速AT
■燃費:16.5km/L
■車両本体価格:384万円
直進性を重視したハンドリングは特に高速走行時の安定感が頼もしい。ダイナミックモードのコーナリングはハンドルがやや重い。1.5Lのターボエンジンは2000回転からアクセルレスポンスが敏感になる。
ゲートウインドウの下部をブラックアウトしているのは1970年代の『P1800ES(エステート)』のスタイリングをイメージしたもの。Cピラーからサイドまで伸びるL字のテールランプは同社のワゴン系共通のデザイン。
◎安心と愉しさを追求した完成度の高い第5世代
スバル『インプレッサ スポーツ』
Specification
■全長×全幅×全高:4460×1775×1480mm
■ホイールベース:2670mm
■車両重量:1380kg
■排気量:1995cc
■エンジン形式:水平対向4気筒DOHC
■最高出力:154PS/6000rpm
■最大トルク:196Nm/4000rpm
■変速機:7速AT
■燃費:16.8km/L
■車両本体価格:237万6000円
※今回、試乗したのは2.0L4WDモデル。
高速走行での安定感は上下動の影響でやや落ち着きに欠けるが、全天候型の4WDは安心感がある。また新プラットフォームのコーナリングのシャープさ、リニアさは旧型とは比較にならないほど向上。IとSの走行モードは中間加速の反応に違いあり。
フロントマスクやテールのデザインは上品にまとめられている。同社は以前、海外の著名デザイナーがデザインを担当したこともあったが、現在は国内で管轄。マツダのようにデザインに力を入れている印象はない。