小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

新型『SUBARU XV』買うなら1.6ℓか、それとも2.0ℓか?

2017.04.24

さて、ここで試乗したのは新設定された、新型インプレッサスポーツには用意されている1.6Lモデル(1.6i-S アイサイト)。つまりXモードが備わる仕様である。

乗り味は2Lモデルとはちょっと異なる。2Lモデルは上質で快適かつビシッと引き締まった乗り心地、2L、154psの水平対向エンジンがもたらす濃厚でトルキーな加速力が持ち味。一方、1.6Lモデルはインプレッサスポーツのモデル差同様、出足からスッと前に出る、より軽快かつ爽快(そうかい)なドライブフィールが身の上だ。

スバルXV試乗レポ2 スバルXV試乗レポ2

実は、1.6Lと2Lモデルの加速フィールには、排気量差から期待するほどの格別大きな違いはない。その理由は2Lの水平対向エンジンは燃費を考えた直噴仕様であり、ゆえに燃費性能ではむしろ1.6Lを凌(しの)いでいるわけだ(1.6L=16.2km/L、2L=最高16.4km/L)。ちょっと運転慣れしている人が2Lモデルを運転して、アクセルOFFでのエンジンの回転落ちが遅い・・・と感じるのも、減速ブレーキをかかりにくくし、ある意味惰性で走るコースト状態を重視したチューニングだからだ。

スバルXV試乗レポ2

一方、XVとしては新設定の1.6L、115psの水平対向エンジンは、かつてのスバル1.5Lエンジンのパワー不足を補うべく、主に欧州向けに開発されたユニットであり、欧州のドライバーの運転スタイルにも適した、高回転を使ってナンボのエンジン(比較的高回転を使うため燃費に影響する)。排気量、スペック以上の動力性能に感じられるのは、そうしたキャラクターからと思える。

スバルXV試乗レポ2

ところで、前日に大雪が降った軽井沢の試乗コースには先代2Lモデルも用意されていた。先代の走りはどちらかと言えばおおらかなストローク感あるゆったりとした乗り味が基本。しかし新型2Lモデルはより剛性感ある、骨太でしっかり上質な走りのテイストが際立つ印象だ。試乗コース途中にはパイロンスロラームのセクションが設けられていたが、ステアリングの応答性、リニアな回頭性、リヤのふんばり感、絶対的な安定感、インプレッサスポーツにも劣らない低重心感覚は無論、新型が圧倒。SGP(スバルグローバル・プラットフォーム)の面目躍如というところだろう。

では、新型スバルXVは1.6L、2Lのどちらを買うべきか。公道をじっくりと走ったわけではないので結論は持ち越したいが、XVを、都会に似合うスタイリッシュさと、UVに匹敵する走破性を併せ持つクロスオーバーSUVと位置づけるなら、213.84万円という、アイサイトver.3搭載でどう考えてもリーズナブルすぎるXモードなしの1.6iアイサイトは除外したい。

スバルXV試乗レポ2

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。