「ミニ四駆を始めるまでは主にフィギュアのコレクションなどにハマっていたんです。そういうモノは結局買ってきてディスプレイするだけなので、いつの間にかやり尽くした気分になりました。そんな中、湧き上がってきたのが〝自分で何かを創りたい〟という衝動だったんです」
そこでKAZUさんが目をつけたのが、改造が楽しめるミニ四駆! 早速、近年、流行のミニ四駆バーに行って仲間を作りチームを結成。次第に力を付けていくうちに、タミヤの公式大会にも出場するようになったという。
そんな活動の一環で、仲間のHARUさんが〝コンデレ〟に、前述の『バレンタインスコーピオン』を出品。しかも、優秀賞を取ったという。 ひと昔前に流行った〝ツンデレ〟なら分かるが、コンデレとは一体…。
「コンクールデレガンスの略称です。タミヤ公認競技会において、レースと共に開催される塗装やビジュアル面の改造を競コンテストのことです美しさやカッコよさ、さらにはアイデア勝負のマシンが全国から集まるんですよ。例えば、こんなのです!」
コンデレに出品された作品の数々。「走りもそうですが、コンデレでも作り手の性格や趣味嗜好が明確に現れると思います」とKAZUさん。写真提供:タミヤ