■年収を上げるために必要な能力は「課題を設定し、達成に向け臨機応変に対応する力」「相手の意図を理解し、調整をはかりながら周囲を納得させ仕事を進める力」「豊富な知識・ノウハウ」
年収が上がった人を対象に、年収アップのために必要な能力について「コンセプチュアルスキル(概念化能力)」、「ヒューマンスキル(対人関係能力)」、「テクニカルスキル(業務遂行能力)」別に聞いたところ、以下のような結果となった。
◎コンセプチュアルスキル(概念化能力)
トップ3に挙げられたのは「状況に応じて臨機応変に対応する能力」(46%)、「問題意識に基づき、課題や目標を設定する能力」(46%)、「計画に基づき、業務を着実に実行・達成する能力」(40%)だった。年収アップには課題を設定し、達成に向け臨機応変に対応する力が必要と考えられているようだ。
◎ヒューマンスキル(対人関係能力)
上位に挙げられたのは「立場や価値観の違う社内外の関係者同士をまとめる調整能力」(49%)、「社内外の関係者に、納得感高く物事を伝えるプレゼン能力」(42%)、「相手の意見を理解し、吸い上げるヒアリング力」(41%)だった。年収アップには相手の意図を理解し、調整をはかりながら周囲を納得させ仕事を進める力が必要なようだ。
◎テクニカルスキル(業務遂行能力)
もっとも多くの人が挙げたのは「豊富な経験により蓄積された知識・ノウハウ」(77%)という回答。語学力やITスキルを挙げたのは3割以下となっており、年収を上げるためにはそれほど必要なスキルではないと言えそうだ。
【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』の利用者
有効回答数:631名
調査期間:2015年10月