『ソープランドのスケベイスに告げるサヨナラ』
休憩していると、心臓の鼓動の徐々にゆっくりになっていくんだけど、スムーズにゆっくりになっていくんですよ。
なんでだろうと考えてみれば、けっこう簡単なことで、イスの高さがないぶん、心臓から足先までの高低差が少ないからなんだろうね。高低差がない分、血液を足先まで送ってる……つまりは足先の血液をまた上の方に送り上げてる心臓としても負担が少ないんでしょうよ。医学的知識など皆無のオレでも何となく想像つくのは。
おまけに風呂イスみたいな低いイスに座って休憩する時って、体もダラッと前傾姿勢になって、もう頭なんてうなだれたみたいに前に傾けるからさ、上半身の高低差も少ない! あ、この時の足は立て膝じゃなくアグラみたいな感じね。
へたに風呂桶のヘリに座って、足を下の方に伸ばすよりも、いや〜本当に楽。それ以来、もう風呂のフチに腰掛けるのは辞めた!
そしてカランが空いてれば、風呂イスに腰掛けている。それもイスは低ければ低いほどイイワケですよ。つまりはソープランドのスケベイスなんてもっての外ってことですよ! あれが気持ちイイのはサウナはサウナでも個室サウナ! 銭湯サウナで気持ちイイのはは低いイス!!
ところが、銭湯でも新しい銭湯やイイ銭湯って、絶対に風呂イスが高めのヤツなんだよね、座ったり立ったりするのが楽なように、銭湯側も気をお使いになってる。
だがオレはそんなものよりも、高さが10センチもないような風呂イスを欲する! でもあるんだよね、そういう低い低い風呂イスも。もうなんつうの、四角いプラスチックを曲げただけのようなシンプルな、ある意味安っぽい理想のイスをおいてある銭湯が。
まぁそんな風呂イスのある銭湯って昔ながらの古〜い銭湯で、絶対にサウナを設置してないんだけどさ。なんなんだ、このなんとも歯がゆい現実は。
だからサウナを設置している銭湯も、洗う用の高めのイスと休憩用の低いイスの両方を用意していただけないものか? 淳子のお願いである。
さらには銭湯じゃないサウナ専門施設でも、デッキチェアは理想としても、あの東南アジアフードコートイスの場合は、背もたれがあるのは楽でいいけど、足を下にさげて座るとそれはそれで高低差があるからね、オットマンみたいな足かける場所がない場合はアグラかいちゃう。
その方がもうどんどん気持ちよくなってくる。だが、そんな気持ちよさに一番ストップをかける、なおかつ避けて通れない行為がひとつある。その行為ををなるべく軽減する方法が、今回の二つ目のテーマだ!!