最後に直接的ライバルのスズキ・ソリオに対する優位点をまとめると、まずはラゲッジの使い勝手。ソリオはフロアが高めで、フロアボートがやや使いにくい。後席のスライド量もソリオの165mmに対して240mmあり、後席居住空間とラゲッジの奥行きのバランスの自由度で勝る。1-2列目席のスルー(移動)性も上回り、スルー幅はソリオの125mmに対してこちは155mmあり、なおかつ飛行場の滑走路をイメージしたフロア照明まで備わるから夜でも移動しやすいというわけだ。
さらに小回り性にかかわる最小回転半径はソリオの4.8mに対してこちらは4.6m。どちらも抜群の小回り性を誇るが、より小回りが利くのはこちら。
ちなみにソリオには後席用エアコン吹き出し口(風のもの)がないかわりに、エコクールなる、アイドリングストップ中でも一定時間冷風が供給されるエアコンの蓄冷機能があるから、真夏の快適性ではイーブンか・・・。
文/青山尚暉
※記事内の情報はすべて取材時のものです。