ラゲッジに上下を仕切る、耐荷重200kgのユーティリティボードが備わり、上下2分割で使える点も、なるほど、フリード+ならでは。
新型フリードは走っても想像以上だった。開発責任者は現行オデッセイの開発にもかかわった人で、とにかく走行性能、特にリヤサスペンションまわりの剛性にこだわり、安定感は鉄壁。台風の大雨の中のサーキット試乗でも、実に安定しきった走りを見せてくれたほどだ。フリード+はロングテールゲートなどの採用でリヤ回りがフリードより70kg重くなっているのだが、操縦性、フットワークの差は微小。市街地では走りやすさ抜群で乗り心地はもはやステップワゴンより上。高速道路では文句なしの直進安定性、全列の静粛性の高さを披露し、山道では低重心感覚溢れる走りっぷりと気持ちいい操縦性を味わせてくれるのだから最高だ。