8年ぶりに生まれ変わったホンダ・フリードには、先代同様、2列シートモデルがある。先代はフリード・スパイクと名乗り、フロント回り、蓋をされたCピラー回りはフリードとは別物だった。しかし新型はフリード+に改名。その理由はフリードの一員として、フリードにさらなる自由をプラスしたフリード+というわけだ。
しかもフリードとフロント回り、Cピラー回りを共通化しつつ、パッケージ的には2列目席以降を別物に仕立て、バックドアはリヤバンパー下まで開くロングテールゲートと呼ばれる専用品。実は、新型フリードのHVはパッテリーを含むIPU(インテリジェントパワーユニット)を先代の3列目席下から1列目席下に移動したことで、HVの4WD、同時開発された車椅子仕様が実現。さらにフリード+の2列目席以降のフロアをドーンと低くすることができたため、ラゲッジ開口部地上高は新型フリードの480mmよりさらに低い、地上スレスレ感覚になる驚愕の335mmとしているのだ。