【20代男性】
◎「成功したらお前のおかげ、失敗したら上司のせい」と言ってもらったこと。上司のために成功させたいという意識を持った。(26歳、男性)
◎自由にやっていい、責任はおれがとる。(27歳、男性)
◎自分がメンバーの一人だった時に、「君は何のリーダーか?」と問われたこと。リーダーであるとかメンバーであるなどの立場や役割に関係なく、全ての人員が自分の職務に対してリーダーシップを発揮すべきであることを教えられた。(28歳、男性)
◎失敗しても良いが無理はするな!(28歳、男性)
◎失敗するなら積極的にやって失敗しろ。そうすれば成長する。(28歳、男性)
◎自分の思うがままにやってみるといい。失敗しても、俺が尻をふいてやるから。(28歳、男性)
【20代女性】
◎会社に入ったってことは身内になったのも一緒だから、困ったり悩んだりしたら遠慮無く相談してきていいからね。(22歳、女性)
◎私自身が忘れていた実績を覚えていて、オフのときや評価のときに話をしてくれた際、「自分で忘れるくらい当たり前に、こんな良いことしてくれたんだね」とストレートに言われた言葉が、ずっと印象に残っています。(25歳、女性)
◎「大丈夫」という言葉を頻繁にかけてもらった。実際に大丈夫ではなかった時にはサッと前に出てきてフォローをしてくれた。その切り替えのタイミングがとても頼もしかったのを覚えています。(26歳、女性)
◎自身の置かれた環境の中で、最も重要だと思うことをやりなさい。どんな選択をしても、支援者でいるから。(27歳、女性)
◎あなたに一緒のチームで働いてほしい。辛いことがあれば、私が全力で守る。辛い思いはさせないから、ついてきてくれるかな。(28歳、女性)
◎職場の人間関係に悩んでいた時に、上司に相談した際、「他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる。人の期待に応えるのではなく、まず自分の気持ちに応えなさい」とアドバイスを頂きました。(29歳、女性)
■20代が上司を頼りたい瞬間は「目の前の仕事がうまくいかないとき」
「上司を頼るのは、どんな時ですか」という質問では、「目の前の仕事がうまくいかない時」(61%)が過半数を占めた。長期的な視点のキャリアに関する相談よりも、日々の短期的なトラブルに対して力になってほしいと思っているようだ。実際、20代ですでにマネジメントを経験している人(20代全体の32%)に伺った「マネジメントをする上で、意識していた点はどんな点ですか」という質問でも、第1位は「いつでも相談できる雰囲気がある」(36%)だった。
特に20代女性に顕著で、42%の方がマネジメントをする際に意識していたと回答している。女性はマネジメントを受ける際も、行う際も、上司部下間の密なコミュニケーションを好むことがうかがえる。本項目も含めて、男女でポイント差が顕著な(性差間ギャップが大きい)項目ベスト3は、下記の通りとなっている。
第1位:リーダーシップがある(20代男性:22%、20代女性8%)
第2位:いつでも相談できる雰囲気がある(同29%、同42%)
第3位:どんな時も感情的にならない(同16%、同26%)、評価が公平・公正である(同23%、同13%
男性は「上司とはかくあるべき」という意識からリーダーシップの発揮や規律を、女性はその場の雰囲気作りなどの感情面を重んじているようだ。