
自宅の防災対策は万全だろうか。防災意識が高まるこの時期に、防災セット等の見直しを行なう人もいるかもしれない。インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEが以前、「防災対策」についてアンケートを実施し、防災対策として備蓄しているものや、備蓄していない理由、安否確認の方法などについてまとめ、モニター4520人から回答を得たが、自宅で防災対策として防災用品や生活必需品を備蓄しているか尋ねたところ、「備蓄している」が45.0%、「備蓄していない」が55.0%という結果となった。
■防災用に備蓄している人・・・45.0%。1人暮らしでは7割が備蓄なし
自宅で防災対策として防災用品や生活必需品を備蓄しているか尋ねたところ、「備蓄している」が45.0%、「備蓄していない」が55.0%であった。同居者がいる人では、約半数の48.2%が「備蓄している」と回答しているが、1人暮らしの人では「備蓄している」は28.9%と3割に満たない。【関東】【東海】【東北】では5割前後と「備蓄している」人が多い。一方で、「備蓄している」人が少なかった地域は、【中国】【北海道】【四国】の順。東日本大震災の被災地である東北・関東地方や、南海トラフ地震の発生が懸念される東海地方で特に多いようだ。
■備蓄のきっかけは「東日本大震災」など実際の体験から
「~5年前」が最も多く31.1%。「~半年前」の人は6.0%であった。半数以上の56.3%の人がここ5年以内に備蓄を始めている。全体では、「東日本大震災(2011年)」が圧倒的に多く45.5%。次いで「阪神淡路大震災(1995年)」22.2%である。「きっかけになった出来事は特にない」という人も24.0%存在する。エリア別でみると差が大きく、東北地方をはじめとした東日本では「東日本大震災」が、近畿地方では「阪神淡路大震災」が、九州地方では「熊本地震」が多くなっている。実際に被災したり、身近で起こったりした体験をきっかけに備蓄し始めた人が多いようだ。