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なぜ、食器洗い乾燥機の普及率は“西高東低”なのか?

2016.09.25

■スペースがない、電気・水道代がかかりそう…夫・姑への遠慮も購入ハードルの可能性あり!?

 続いて、食器洗い乾燥機を使っていない人を対象として、その理由を調べた結果、もっとも多かった理由は「キッチンに置くスペースがないから」(53.6%)で、 多くの人が食器洗い乾燥機に対して、“大きい”、“スペースをとる”といったイメージを抱いている様子がうかがえる。また、「電気・水道代がかかりそうだから」 (27.0%)、「設置をするのに手間がかかりそうだから」(20.5%)といった、金銭面や手間に関してもネックになっているようだ。

 特徴的だったのは北海道・東北地方の結果で、「贅沢品なイメージがあるから」と回答している人が全国的に見ても多くなった。中でも北海道はこのイメージを持っている人が全国トップで25.3%と、全国平均(15.3%)を10ポイント上回った。サイズや金銭面、手間などに加えて、食器洗い乾燥機が持つイメージも、導入にあたってのハードルになっている可能性も考えられる。

 実際に、「水道代、電気代が今よりもかかりそう」(男性・ 47歳・香川県)や、「キッチンが狭いと感じているので、便利そうだと思いつつ購入を考えたことがなかった」(女性・38歳・広島県)などの声が多く見られ、食器洗い乾燥機に対する固定イメージがあることが明らかになった。

 これらに加えて、「夫や姑に対する遠慮があり、一生懸命お願いしても聞き入れてもらえるかどうか分からない」(女性・57歳・香川県)や、「食器を洗わなくていいのは便利だと思うし使ってみたいが、家族が嫌がる」(女性・52歳・京都府)といった、家庭内での人間関係がネックになっているという声が特に女性から多く挙がった。「今はキッチンが狭いが、将来的 には購入して楽をしたいと思っている」(女性・28歳・鹿児島県)といった、実は使ってみたいという意見も目立ち、購入にあたってのハードルと同時に、ジレンマも感じられる結果となった。

■食器洗い乾燥機でストレス軽減!使用者がメリットに感じること1位は「時短」の結果に

 一方、食器洗い乾燥機を使っている人は、時短やストレスの軽減などにメリット・魅力を感じている人が多く、メリットを感じるポイントとしてもっとも多かったのは、「食器洗いにかけていた時間が短縮できた」(57.7%)だった。また、「食器洗いの負担・ストレスが減った」(48.4%)もそれに次ぐメリットとして回答が集まり、食器洗いのストレスを食器洗い乾燥機が軽減していることが分かる。

 それ以外にも、「効率的に家事ができるようになった」(21.6%)、「節水につながった」(20.9%)、「食器洗いによる手荒れがなくなった・気にならなくなった」(17.4%)など、効率だけではなく、手洗いだったときに感じていた弊害についても、気にならなくなった人もいるようだ。

 具体的に、普段の生活においてどのように利点を感じているかを聞くと、以下のようなコメントが集まった。

「オープンキッチンのため食器洗いの音が団らんやテレビ視聴のときに気になったが、食洗機ではその点が軽減された。また、実際に節水につながった。」(男性・51歳・福島県)

「食洗機を回している間にかなり他の用事ができるので、洗濯機と同じだと思う。ピカピカになるし、来客の際にも気を使わせることなく、家事で不機嫌になるより便利なものは使った方が良いと感じる」(女性・56歳・兵庫県)

「きれいに洗えて乾燥できて衛生的。時間がないときでも、外出時にセットするだけで帰宅時に洗い上がっていて、ストレスから解放されるので、生活必需品」(女性・46歳・三重県)

「食器洗いは家事の中で一番手間だったので、子供に接する時間が増えて嬉しかった」(女性・55歳・徳島県)

「夜遅くに食器をたくさん洗うストレスから解放され、主人と一緒にゆっくりコーヒーが飲めるようになった」(女性・59歳・長野県)

「家事の時間が短縮できたし、私も自分の時間ができて快適で、以前の手洗いには戻れない」(女性・38歳・熊本県)

 節水や洗浄力といった機能面のメリットや魅力を実感している人も多くいたが、コメントにも見られるように、全体的に時間短縮やストレス軽減、その結果としての効率性を実感している人がそれを上回っており、これこそが食器洗い乾燥機の魅力であるとも言える。食器洗い乾燥機を使っていない人が懸念していた電気代・水道代といったコストに関しては、その逆で節水になっていると感じている人がいたり、また、汚れが落ちなさそうといった項目に関しても、実際に使用してみるとそうした懸念が払拭されていたりするようだ。

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