●アースボウル(930円)
葉物野菜にキヌアやワイルドライス、スペルト小麦が入った穀物のサラダ「グレインサラダ」3種類のうちのひとつ。ケール(メニューによってはロメインレタス)を白菜に変えてホットサラダにすることも可能。今回はホットでオーダーした。ビーツ、紫キャベツ、ひよこ豆、レッドビーンズ、サンフラワーシード、ロメインレタス、ケール、ワイルドライス、キヌア、スペルト小麦。厚切りベーコン(250円)を追加でトッピング。ドレッシングは推奨の「スパイシークリーミーナッツ」で。
ヴィーガン対応の「アースボウル」は紫野菜と豆類がたっぷり。ヴィーガンどころかがっつり肉食系の我々は、厚切りベーコンをトッピングしてコクをプラスしてみる。白菜が入るというので鍋状のものを想像していたが、フライパンでさっと炒めたホットサラダだった。
ビーツから紫の色素が出て、見た目もキレイな仕上がりに。さっと炒めただけなので、野菜の歯ごたえが残り、サラダ感は失われていない。キヌアのプチプチとして食感がアクセントになっている。追加で入れたベーコンからいいダシが出て、野菜とベーコンをスパイシークリーミーナッツドレッシングのピリ辛と甘みが全体をうまく包み込んで、これはもはやサラダではなくおかずだ!!と大満足。
【AJの読み】ボリュームと価格が見合うかどうかで評価が分かれる
試食したメニュー以外にも、パクラーを満足させる「コリアンダーアディクト」(1150円)や、メキシカン好きにおすすめの「メキシカンビーフ」(1330円)、ヴィーガン向けの「トーフベジ」(950円)、カレーなのかサラダなのか悩む?「ビーンズカリー」(1260円)など、がっつりからヘルシー、変わり種まで、とにかく種類が豊富。ただ、いずれのメニューも1000円前後とサラダとしては高価格帯で、トッピングやドリンクを注文すると1500円程度になるので、とくに男性などはサラダだけで満足できるかが評価の分かれ道だろう。
素材の新鮮さやうまさは言うことなしだが、特筆すべきはドレッシング。14種類を用意しているが、今回試食した「スイートコーンビネグレット」「スパイシークリーミーナッツ」そしてサンプルとしていただいた「GBトリュフドレッシング」はいずれも秀逸だった。「ホームメイドシーザー」や「ミソジンジャー」「ライムコリアンダービネグレット」、そしてバルサミコ系と気になるドレッシングが多い。ドレッシングの販売も視野に入れているそうで、ぜひ実現してもらいたいところだ。
文/阿部 純子
■連載/阿部純子のトレンド探検隊