価格はほぼ同じだが、性格や志向は全く異なる
◎アウディ『TTロードスター』
[運転性能]2Lターボエンジンは7000回転まで上昇、ダイナミックモードなら音も楽しめる。ハンドリングは素直でシャープ。19点
[居住性]着座位置は低めだがAピラーは視界の防げにならず運転しやすい。ホロはキャンバス地だが耐候性も高い。18点
[装備の充実度]目の前の大型ディスプレイにナビ画面を表示させたり、ネット接続も可能。ただし安全装備の内容が乏しい。16点
[デザイン]全長、全幅は10mm短く、ホイールベースは40mm長くなった。プロポーションのバランスは絶妙。19点
[爽快感]4輪駆動だが車重が軽いので、オンザレール感覚で楽しめる。オープンにしてもボディーの剛性はかなり高い。18点
[評価点数]90点
◎メルセデス・ベンツ『SLK200』
[運転性能]2Lターボは車重に対して、やや非力感がある印象。9速ATもスポーツ志向ではなく経済性を重視している。17点
[居住性]ガラスルーフはスイッチ操作で透過度が変えられる。室内は明るく圧迫感はない。ハードトップも快適。18点
[装備の充実度]オーディオなどのエンターテインメント機能に加え、充実した安全装備がメルセデスらしい。19点
[デザイン]シャープさより重厚感、落ち着きを狙ったデザインは、このクルマの性格に合っている。雰囲気もある。17点
[爽快感]オープン2シーターという観点でとらえるより、日常の足としても使える2人乗りの実用車というイメージ。18点
[評価点数]89点
文/石川真禧照