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無職になった人が陥りやすい「錯覚」とは

2016.06.25

■生活苦

 無職になると、収入がなくなる。親と同居し、親の収入で生きていくのもひとつの生き方かもしれない。だが、その生活が長くなると、いつまでも自立することはできない。社会人である以上、自分が生きていく収入は、自分自身で得ていかなければならない。そのくらいの力がないと、結婚し、家族を養うことはできないだろう。子どもにも、示しがつかない。生涯、独身で生きていくとしても、収入を得ることが当然、必要だ。一人なら、いざという時に守ってくれる人がいない。より一層、稼がなければならないはずだ。

 どのような生き方をするにしろ、無職の期間は、できるだけ短くしなければならない。しかし、いざ、無職になると、意外と楽しいものなのだ。誰からも何も言われないし、自由気ままに生きていくことができる。中途採用試験を受けることすら億劫になってくる。このまま無職でもいいや、と思うようになる可能性だってある。これはとんでもない勘違いで、人生が破たんする第一歩となる。くれぐれも、注意をしたいところだ。

 会社で働いていると、上司や同僚を見ていて、「こんなところに長くいたら、ダメになる」と思うことがあるかもしれない。私も会社員の頃、何度もそう思った。しかし、そこで会社を辞めてしまうと、無職になりかねない。まずは、今の会社に籍を置きつつ、収入を得て、転職活動をしよう。そのほうが、精神的にもラクになる。

「収入がある」ということは、大きな意味を持つ。書類選考や面接試験でも、マイナスにはならない。今の職場で不満を抱え込んでいるからといって、安易な気持ちで簡単に会社を辞めるべきではない。そういう迷いが生じた時は、どうか、この記事に書いたことを思い起こしてほしい。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。近著に「会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ」(KADOKAWA/中経出版)。

■連載/あるあるビジネス処方箋

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