小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

なぜ上司は部下の前でよく独り言をつぶやくのか?

2016.04.05

■連載/あるあるビジネス処方箋

 上司が、みんなに聞こえるような声でつぶやいている時はないだろうか。「忙しいな…」「ああ、まだできてないのか」「えっ!今から?」「そんなの聞いていないよ」。これらの独り言を観察していると、それぞれにじつは深い意味があることに気づく。今回は、上司が独り言をつぶやく理由について紹介したい。いずれも、私が取材を通じて、知り合った管理職などを観察していて感じとったことである。ぜひ皆さんの上司を思い浮かべながら、読んでいただきたい。

■忙しい「ふり」

 じつは上司というものは、部下たちから常に高く評価されたいと願っている。プレーヤーとして仕事をたくさん抱え、マネージャーとして部下の育成をきちんとしていると思われたいのだ。だからこそ、忙しいふりをする。ヒマな姿を見せてしまうと、軽くみられると思い込んでいる。忙しい姿を演出するために「ああ、疲れた」「あれを終えないといけない」と独り言を口にする。本当に忙しい人は、こんなことは言わない。

 上司が独り言を言った時は、部下なら「いつも、私たちのためにありがとうございます」と声をかけてみよう。上司は泣きたくなるほどにうれしいはずだ。ただ、頻繁にこんなことを言ってしまうと、勘違いして「自分は上司として優秀」と思ってしまうので、注意が必要。月に数回も言えば十分だろう。

■本当に疲れている

 上司の中には、疲れている人もいる。疲れのあまり、人目もはばからず「あれもやんなきゃ…」「まだ、あの仕事を終えていなかった」とつぶやく。気の毒ではあるが、部下としてみれば、どうすることもできない。「手伝いましょうか?」と声をかけると、仕事が次々ふられてくる可能性がある。あなたに余裕があるのならともかく、自分の仕事をこなすことでいっぱいいっぱいなら、黙っていたほうがいい。

 上司は毎月、管理職手当をもらっており、給料は部下よりも高い。賞与もはるかに高いだろう。仕事をする上での様々な権限も握っている。部下が同情しなくとも、自力で苦境を乗り越えることができるのが管理職だ。ただし、独り言を口にする上司の中には、本当に疲れている人がいるということだけは理解しておきたい。

なぜ上司は部下の前でよく独り言をつぶやくのか?

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年12月16日(月) 発売

DIME最新号は、「大谷翔平研究!」。今年を象徴するDIMEトレンド大賞の発表や、Aぇ!group、こっちのけんと他豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。