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超人気で品切れ続出の電子たばこ『iQOS』と『Ploom TECH』を吸い比べてみた

2016.03.26

■カートリッジ+カプセルで新感覚の『プルーム・テック』

 JTでは2013年より、たばこ葉を収めたリキッドカプセルを使用する同社初の電子たばこ『Ploom』(プルーム)を販売していたが、その進化版として今年3月から発売されたたばこベイパーが『Ploom TECH』(プルーム・テック)である。

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『プルーム・テック』はバッテリー本体と固化したリキッド成分が含まれているカートリッジ、そしてたばこ葉が詰まったたばこカプセルの3ピース構造となっており、太さは従来の紙巻きたばことほとんど変わらない。バッテリー本体とカートリッジ、専用USBチャージャーとACアダプタ、専用キャリーケースが付属する「スターターキット」は4000円(税込)と、『アイコス』のキャンペーン価格より少しリーズナブルな価格設定となっている。

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 専用のたばこカプセルは、日本トップのたばこブランド「メビウス」(以前はマイルドセブン、セブンスターと呼ばれていた)の名を冠した『メビウス・レギュラー・フォー・プルーム・テック』『メビウス・クーラー・グリーン・フォー・プルーム・テック』『メビウス・クーラー・パープル・フォー・プルーム・テック』(各460円/税込)の3種類をラインアップ。内容は1箱にタバコカプセル5個とカートリッジ1本となっている。

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 ベイパーサイクルは実に独特だ。JTでは1回吸うごとの単位を“1パフ”としており、たばこカプセル1個で約50パフ吸うことができ、これが紙巻きたばこ約4本分と同等。そしてカートリッジは250パフ分、つまり紙巻きたばこ1箱分の固化したリキッド成分が含まれている。そしてバッテリーは1回の満充電で約250パフ分、つまり1箱分で充電を行うという計算だ。ここが従来の紙巻きたばこと異なる部分で、最初はかなり戸惑うはずだが、慣れればそれほど難しくはない。。

 なんとなく吸う回数が増えてしまうのではと思いがちだが、一度吸うのをやめてもまた吸うことができるので、仕事中など何か作業しながらの喫煙にうってつけ。もちろん火を使わないので、安全性も高い。

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 さて実際の味わいと満足感だが、香りは紙巻きたばこにかなり近く、ニコチン摂取による満足感も長時間持続する。吸うときに発生する霧状の煙もすぐに消えてしまうので、周りへの迷惑も最小限だが、たばこのニオイは多少するので、周りへの気遣いをお忘れなく。換気のしっかりした部屋ならいつまでもニオイが残ることは少ないだろう。

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 レギュラーの味わいは従来の紙巻きたばこをスッキリさせた感じだが、メンソール系はそれぞれ独特の風味。少しフルーツっぽい甘みもあり好みの分かれるところだが、刺激はそれほど強くないので、慣れればヤミツキになるかも。

 独特のベイパーサイクルで、当初は満足感を得るのが難しかった。ついつい多く吸いがちになってしまうが、たとえば1日250パフと決めてしまうと、1日紙巻きタバコ10~15本程度を吸っていた私には、これがけっこうな分量。発想を転換し、1時間に何パフというサイクルにすれば、量も抑えながら望む満足感が得られるかもしれない。

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 使用上の注意点としては、1パフごとにバッテリー本体先端の青色LEDが点灯。約50パフで点滅して知らせてくれるのだが、これを見落とすことが多かった。ただし、50パフ近く吸うとタバコカプセルから得られるニコチンの満足感が急激に減るので、慣れれば気が付くはずだ。

 執筆している3月中旬現在、『プルーム・テック』が販売されている地域は、福岡市の一部販売店及びオンラインショップのみ。こちらも品薄状態が続いているが、生産体制が整えば、近いうちに全国の販売店で購入できるだろう。

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