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「NAGOYAオートトレンド」で見つけた“廃番マイナー旧車”傑作選

2016.03.13

●2006年式 VW ゴルフ

 最後に、ゴルフ 5のカスタムをご紹介しよう。2006年式はまだ旧車とは呼べないかもしれないが、そうはいっても10年落ち。アップデートするには、ほどよいお年頃だろう。

VW ゴルフ

 大阪の「イーエスビー」が持ちこんだゴルフ5は5ドアハッチバックモデルへ大胆にもオーバーフェンダーを装着。もちろんリアドアは開かない。同社「バトルワークス」オーバーフェンダーのサイズはフロントがL(8.5cm幅)、リアがLL(10cm)で、左右で最大20cmほどワイドになる。これでちょい古のゴルフ 5がど迫力へと生まれ変わるわけだ。

 それに合わせてタイヤも大型化する。フロントが225/35R18、リアが245/35R18で、ホイールはフロントが9J、リアが11Jを履く。

VW ゴルフ

 11Jのリム幅に245サイズを合わせことでタイヤが引っ張られている。そのため、ロワードしていてもフェンダーとツライチに収まった。その辺のテクニックは絶妙だ。

■旧車の新たなトレンド

「NAGOYAオートトレンド2016」から旧車の魅力を紹介してきたが、オリジナルモデルでコレクションするトレンドは’60~70s初頭はもちろんだが、’70中期~’80sへと拡大しているようだ。定番旧車のプライス高騰が主な原因かと思われるが、バブル以前の車両はすでに車歴30年を超えてきており、もはや立派な旧車だ。実車も少なくなっているし、修理パーツも市場供給が減っている。’80s車両をコンディション良く保つのも、これからは大変になってくるであろうし、同時に値段の相場も徐々に上がっていくのだろう。今が安価で収集できる、最後のチャンスなのかもしれない。

 そして、旧車をハイパフォーマンスモデルへカスタムするのも、大きなトレンドだ。お手本はポルシェ911か。最新カスタムでアップデートされた旧車の“ニュースタイル”にも注目していきたい。

文/中馬幹弘(ちゅうま・みきひろ)

慶應義塾大学卒業後、アメリカンカルチャー誌編集長、アパレルプレスを歴任。徳間書店にてモノ情報誌の編集を長年手掛けた。スマートフォンを黎明期より追い続けてきたため、最新の携帯電話事情に詳しい。ほかにもデジタル製品、クルマ、ファッション、ファイナンスなどの最新情報にも通じる。

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