(11)閉ざされた扉をこじ開ける人に運は向く
人生は山や壁だらけ。今成功している人の話を聞くと、みんなそれをぶち壊して運をつかみとってます。どんなに高い山も頑丈そうな扉にも必ず突破口はある。僕の場合「直接聞かれても笑いの極意は教えない」と断言していたのに、ひとりだけ「教えて」とやってきた後輩がいたのでつい教えちゃった。正面突破が運を開くコツ。固定観念にとらわれず、閉ざされた扉を開けにいく人の勇気を、運命の女神はどこかできっと見ています。
(12)つらい境遇は運のせいにする
生まれる家や育つ環境は自分では選べません。これは「宿命」だから仕方がない。でも、大人になってからの生き方は自分で選べます。文字どおり、自ら「運」を運んで切り拓くのが「運命」。もちろん、いくら努力してもうまくいかないこともある。そんな時は、今自分の運がほかの人に回っているんだ、と思って順番を待っていればいい。
(13)結婚は運のたし算だ
結婚は夫と妻、ふたりの運のたし算です。でも、結婚運には上限があって、運が過剰になると一気にマイナスになる。家族の運も同じ。仕事が絶好調の時結婚した僕は、奥さんや子供が自分の運を僕に寄付してくれたと思っています。今仕事で成功しているあなた、家族に感謝して、運をお返ししてください。運のバランスを常に保つことが、夫婦や家族円満の秘訣なんです。
(14)儲け話には100%裏がある
儲け話には絶対に気をつけたほうがいい。そう思っていても、みんな案外簡単に騙されちゃう。人を騙す人間って、「いい人」の顔をして近づいてきますから。僕も若い頃に一度、苦い経験をしました。信頼できそうな人に任せて高い競走馬を買ったら、それは安物の駄馬だった。表沙汰にはなっていないこんな話、世の中にはあふれてます。儲け話を持ちかけられたら「裏がある」と思って乗らないのが得策。えっ、もう騙された? そういう人は騙した人を恨まず、「厄がひとつ落ちた」と思いましょう。
(15)ついてないことを運に変える方法
何をやっても裏目にでる時期は誰にもあります。ぼんやり歩いていて電柱にぶつかったり。でも、そんな時こそ逆転のチャンス。例えば電柱に書いてある住所の数字で宝くじを買ってみる。実はこれ、僕が本当に実行したこと。宝くじは買わなくても、ついていない時は逆転のチャンスだと覚えておいて。