■連載/ヨシムラヒロムの勝手に宣伝部長
シャーペンがあるから芯がある。
絵があるから額で囲う。
ギターがあるから弦を張る。
熱帯魚が泳ぐから水槽が必要なのだ。
後者は、単独では必要がない。それだけでは機能しない。こんなモノは世の中に沢山ある。国民のたまり場コンビニにも並んでいる。例えば、LAWSONで販売されている『Lチキ』を挟むための商品『Lチキバンズ』もその一つ。
『Lチキバンズ』は『Lチキ』をバーガーにするために、創造されたバンズである。袋には大きく「バーガーにするともっと美味しい!」とコピーが打たれる。
『Lチキ』をはさんで食べてみる。フライドチキンとバンズの相性はバツグン。野菜ナシの究極のジャンクフードだ。そりゃ、LAWSON推薦の食べ方、おいしいに決まっている。単純な旨味が口一杯に広がる。
しかし、『Lチキ』があるから『Lチキバンズ』も冴えるワケ。仮に、もし仮に、『Lチキ』が売り切れの場合はバンズの存在意義がなくなってしまうのではないか!?と僕は不安になった。