こんにちは。弁護士の林 孝匡です。宇宙イチわかりやすい法律解説を目指しています。
女性(20歳)
「以前、風俗店で働いていました」
「辞めたあと、風俗店で働いていたことを隠して、ある会社に入社したのですが」
「バレて解雇されました」
解雇はOK?NG?裁判所の判断は!?
(岐阜地裁 H25.2.14)
※ 実際の判決を基に構成
※ 判決の本質を損なわないようフランクな会話に変換
※ 争いを一部抜粋して簡略化
どんな事件か?
懲戒解雇された女性は、当時19~20歳の女性(以下「Aさん」)
パチンコ店の面接を受けて採用されました(ホールスタッフ)。契約のタイプは2か月の雇用期間で更新されていくものです。
▼直前に風俗店で働いていた
Aさんはパチンコ店の面接に行く前に、約3か月間、風俗店で働いていました。このことを面接で伝えなかったのです。
パチンコ店で働き始めてから4か月くらいはバレなかったのですが、ついにバレちゃいます。
▼ なぬっ!この子は!
パチンコ店の従業員が風俗に行こうと思っていたのでしょうか。発見してしまったんです。ある風俗店のHPにAさんの顔写真が載っていることを。
後日、別の従業員がAさんを呼び出して問いただしたところ、Aさんは前に風俗店で働いていたことを認めました。
▼ 懲戒解雇
4月17日、会社は、就業規則に記載されている以下の懲戒事由にあたるとしてAさんに対して「1か月後に懲戒解雇する」と伝えました。
にせの経歴を作り、その他不正なる方法を用いて雇い入れられた時
Aさんはその通告を受けた後も、約1か月間はホールスタッフとして働きました。懲戒解雇された後、Aさんと会社とのバトルが始まります。
▼ 会社との攻防
約1年半にもわたり、Aさんと会社の攻防が繰り広げられています。
・Aさんの彼氏が会社に電話して「不当解雇だ」と伝える
・Aさんが会社に何度も手紙を送って再度雇用してほしいとお願いする
・電話でも抗議する
などしましたが、会社が応じることはありませんでした。
労働審判
そこでAさんは、復職を求めて労働審判を申し立てました。
しかし審判の結果はAさんの請求を認めず「会社は解決金30万円を払え」という結果となりました。Aさんは納得できず異議を申し立てました。舞台は訴訟に移ります。




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