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話題の最新クルーズ客船「飛鳥Ⅲ」は想像以上!3泊4日の旅で学んだ豪華クルーズの新常識

2026.07.01

昨年末のDIME本誌でも取り上げられたように、最近、豪華クルーズ客船が人気です。

ブーム再来!1週間10万円台から楽しめる「クルーズ旅」のすすめ

 国土交通省公表の「訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数」(2024年速報値)によると、昨年はピーク時だった2018年の約55%まで回復。昨年12月に就航…

日本国内での発着港が増え、短い日程のクルーズにファミリーで乗船する人たちも増え、特に昨年7月に就航した『飛鳥Ⅲ』に注目が集まっています。

今回、その神戸発着のクルーズに乗船できることになり、ラグジュアリーな『飛鳥Ⅲ』をレポートします!

『飛鳥Ⅲ』の雄姿。今回の寄港地、蒲郡港での停泊中に下船して撮影。

充実の施設の数々に脱帽

●DAY1

今回乗船した『飛鳥Ⅲ』の旅は、「神戸発着 初夏の週末 蒲郡クルーズ」(3泊4日)。梅雨の季節にもかかわらず、乗船日の神戸は快晴。乗る前から気分があがります。

乗船場所は神戸港 中突堤旅客ターミナル。『飛鳥Ⅲ』は全長230m、全幅29.8m、総トン数52,265GT、客室数は351室とホテルを擁したビルが海上を移動するようなもの。その巨大な雄姿は、遠くからでも目を引くでしょう。

乗船受付の際、部屋番号とIDなどが記されたカードを手渡されます。これが部屋のカードキーになるだけでなく、ショップなどでショッピングする際、提示すれば、支払いは最後にまとめて精算というシステム。

まずは、17時の出発を前に避難訓練が整然と行われました。乗客の方々が一斉に出てくるわけで、その人の多さに巨大客船だということを実感。週末のクルーズということで、ほぼ満室なのかも。

出航前には「ボンボヤージュ」というセレモニーがプロムナードデッキ(DECK6)にて開催。スパークリングワインなどのドリンクが振舞われ、乗組員の方がMCを務めてダンスまで始まりました。これは賑やか! 

乗客の方々もダンスに参加され、気分はますます高揚。そんななか、銅鑼を鳴らしながら船員が練り歩きます。出港の合図なんですね。

ターミナルの建物には、見送りに来た大勢の方々が手を振り、なかには横断幕を掲げている人も。「ボーッ」汽笛が鳴り響き、船は徐々に動き始めました。なんてドラマチック! ジーンときます。

出港から心動かされてしまったのは私だけではないようで、他にも口々に感嘆のセリフを口にされる方や、ずっと手を振り続けている方も。私は豪華クルーズ初体験なのですが、こんなに感動的な船出になるとは想像していませんでした。

神戸港 中突堤旅客ターミナルにて出航前の『飛鳥Ⅲ』。快晴のクルーズ日和。
スパークリングワインを手に、神戸ポートタワーなどに向かって「行ってきまーす」。
出発! 見送る方々に向けて、乗客のみなさんは手を振り続けます。

この『飛鳥Ⅲ』は、メインデッキのDECK5から最上階のDECK13まであり、6つのレストランのほか、バーやラウンジ、プール、スパはもちろん、フラワーハウスまであり、施設は充実。縦にも横にも広くて、船内にいるだけで1日1万歩は歩いてしまうのだとか。

『飛鳥Ⅲ』の客室は、全室海側バルコニー付き。ペントハウス、スイート、バルコニーと3つのクラスで各種用意されていますが、ひとり用のソロバルコニーがあるのも特徴。最近、クルーズをひとりで楽しむ人が増えていて、ソロバルコニーも人気ですぐに埋まってしまうことが多いそう。私も今回ひとりでの参加だけれど、初めての乗客向けに、最初にオリエンテーションもありました。

最上位のロイヤルペントハウスの客室。ラグジュアリーホテルのよう。

ソロバルコニーの客室。ひとりで十二分に寛げる。ヨーロッパのホテルみたい。
デッキ内の通路を歩くと、扉が自動的にゆっくりと開く。これにもびっくり。

船内を隅々まで探索!

夕食までの時間、船内をくまなく探索。まずはメインデッキ(DECK5)にあるアスカプラザ。レセプションのあるフロアで、ホテルならメインロビーにあたるでしょう。3階吹き抜けの空間で、壁面には大きなアートも掲げられた豪華極まりないデザイン。ジャズなどの生演奏もあり、ここにいるだけで気分はどんどん揚がっていきます。すぐそばには宝飾品を扱うジュエリーショップやアパレルのブティックも。

ひとつ上のプロムナードデッキ(DECK6)には、オリジナル商品を扱うショップのほか、カジノやシアターなどがあり、さらに上のプラザデッキ(DECK7)には書籍を読みながら寛げる「721ブックス&カフェ」、そしてフラワーハウスが。誕生日や結婚記念日など人生の節目を船内で祝う方が生花を求めることも多いそう。

エレベーターでプールのあるリドデッキ(DECK11)へ。船首側には眺望の良いビスタラウンジがあり、その奥には日本郵船の歴史を識ることができる展示も。スカイデッキ(DECK12)には、屋外にパドルテニスなどが楽しめるコートがあり、ヨガやピラティスができるスタジオや24時間使用できるフィットネスジム、そしてスパのほか男女別のグランドスパ(大浴場)まであります。最上階のスターライトデッキ(DECK13)では、その名の通り、晴れた日の夜には星空が楽しめるとのこと。いやあ、もうこれは3泊4日では回り切れないくらい、充実しています。初日からワクワクが止まりませんね。

ちなみに、船内でのドレスコードは、日中はリラックスできる服装でOK。17時以降はエレガントカジュアルと指定されています。夕刻以降は、男性はジャケット姿も多いですね。

メインデッキのアスカプラザ。撮影映えする素晴らしい空間で生演奏も。
オリジナル商品を揃えた「アスカコレクション」。お土産物はこちらで購入。
様々なオリジナル商品が並びます。私はポテトスナックを箱買い。
過去のポスターや船の模型など貴重な史料が展示されているビスタラウンジのヒストリアエリア。
階数の多い船内のエレベーターはホテルのよう(左)。その日のイベント一覧も掲示されます。
午後6時近くでもこの明るさ。洋上はそれほど暑くはなく、海風が心地よかったです。

海上の夕暮れとディナータイム

今回の航行は、日が長い6月半ば。一日が長いです。プロムナードデッキに出て、海風にあたりながら海を眺めるもよし。食事の前に運動したり、大浴場でサウナに入るもよし。次第に陽が傾いてきて、西の空が赤く染まり始めると、眺望の良いスカイデッキ(DECK12)に乗客のみなさんが次々とやってきます。この景色はロマンチックです。

夕景をスマホで撮っていると、年配のご夫婦から撮影を頼まれました。「はい、スマイル~ 横だけでなく縦でも取りましょうね~ はい、もう1カット」とシャッターを切っていると、「プロの方ですか? お上手ですね」といわれてしまい、恐縮至極。とても上品な方が多く、こうした他の乗客の方とのふれあいもクルーズのよさですね。

プロムナードデッキでは、晴れていれば夕陽をバックに記念撮影もできます。
プール越しにも夕陽が美しく映えます。これからの季節、水着は必須ですね。

今夜の夕食は、リドデッキ(DECK11)にある「エムスガーデン」へ。こちらはビュッフェ形式でアルコールも含め料金はクルーズの旅行代にインクルードされている嬉しいスタイル。明るいうちからビールを飲み、ワインを飲み、日本酒も飲み、洋風のおつまみから和風のマグロ丼まで美味しくいただき、満腹。こんなに食べても大丈夫かな? 船内が広くてよく歩くから大丈夫なんだって(笑)

食後にナイトストレッチのイベントに参加しようかと思ったけれど、客室内のタブレットで調べてみると、すでに満員。要予約のイベントは初日に乗船したら即予約したほうがいいみたい。

客室のベッドルームで横になって大型ディスプレイの電源を入れてみると、テレビはBS番組が視聴でき、ビデオオンデマンドで好きな映画作品を選んで観ることもできます。船内の案内やWi-Fiの接続方法も分かりやすく解説してあります。

それにしても船は全くといっていいほど揺れません。天気がよく海が静かだからかもしれませんが、他のクルーズ船に乗ったという人がいうには、『飛鳥Ⅲ』は本当に静かで揺れないとか。感心しながら、いつの間にか眠りについていました。。。

「エムスガーデン」にて。サーモン&いくらと白ワインからの、マグロ丼と日本酒。上質なビュッフェです。
今回泊まらせていただいたパノラマスイートのベッドルーム。シモンズのマットレスなど寝具も最上質。
京都市生まれ。慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業。小学館で長年、編集者として勤務。各種ライフスタイル誌の編集部に在籍し、2011年から6年間編集長を務める。料理、AI、自然科学、健康、啓発など多ジャンルの単行本、新書、写真集を20冊以上編集。最後の7年は広告部門も兼任し、地方創生プロジェクトの一環でイベントも企画運営。定年退職後、出身地の京都を拠点に活動。京都府・京都市「まるっと京都」アンバサダー。辻調理師専門学校「料理検定」1級。

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