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スズキ「eビターラ」VS 日産「リーフ」コスパも走りも大満足の国産コンパクトEV対決

2026.06.18

日本を代表する電気自動車(EV)といえば何か?各社が開発に力を入れているコンパクトサイズのEVは軽自動車からコンパクトSUVまで選択肢が増えている。今回は補助金もしっかり用意されている注目の2台を比較試乗した。

 スズキの『eビターラ』は2024年11月にイタリア・ミラノで発表し、25年1月にインドのモーターショーで公開された同社初の電気自動車(EV)。日本では25年9月に発表し、26年1月に発売された。このクルマの特徴は電池の安全性が高く、寿命も長いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用したこと。新たにEV専用の車台を開発した。バリエーションは前輪駆動(FF)と4輪駆動(4WD)があり、電池の総電力量は49kWhと61kWhの2種類、一充電あたりの航続距離は433km(FF・49kWh)から520km(FF・61kWh)となっている(WLTCモード)。

 FFと4WDの両方を試乗したが、走行安定性は4WDモデルのほうが上だった。ドライブモードはスポーツ、ノーマル、エコの3つ、そして4WDモデルはオート、トレイルの2モードを設定できる。さらにヒルディセントコントロールも備わっており、最低地上高が185mmなので、オフロードをEV走行で楽しめるのも特徴だ。ただ充電するのに200Vの家庭用充電で充電量91%から100%まで2時間10分かかった。ちなみに100%充電時の航続距離は356kmと表示された。気になる補助金だが、26年1月時点では国から127万円、ここに地方自治体の補助金も加わるため実質350万円ぐらいで購入できる。

 一方の日産『リーフ』は3代目となるEVの定番モデルで、日本だけでなく北米でも数多くの賞を獲得してきた。最新型は日本市場専用の装備も充実している。特に急速、普通充電ともに充電時間や航続距離が進化しており、運転時のストレス軽減にも力を入れている。また最新のコネクテッド技術で、目的地までのエネルギー消費や充電スポットの空き状況などもリアルタイムで確認できる。バッテリーはリチウムイオン電池で総電力量78kWhと55kWhを選べるが、いずれも前輪駆動のみ。今回試乗したのは78kWhの上位モデル。加速は0→100km/hが6秒台とかなり速いが、マイルドに加速するので安心だ。このあたりのクルマづくりに日産の歴史と経験が生かされているが、操縦安定性や静粛性には少し課題があるように感じた。充電時間は家庭用200Vの場合83%から100%までで6時間。100%充電時の航続距離は501kmだった。

スズキ『eビターラ』vs 日産『リーフ』

街でもオフロードでも力強く走り抜くSUV

スズキ『eビターラ』

Specification
■全長×全幅×全高:4275×1800×1640mm
■ホイールベース:2700mm
■車両重量:1890kg
■総電力量:61kWh
■電池:リン酸鉄リチウムイオン電池
■最高出力:前174PS/後65PS
■最大トルク:前193Nm/後114Nm
■変速機:eAxle
■一充電走行距離:472km(WLTCモード)
■車両本体価格:492万8000円(※補助金127万円+)

※Z 4WD

スズキ『eビターラ』

デイタイムランニングライトはLEDを採用。フロントの造形はY字を基調にしたデザインでリアビューとの共通性を保っている。全高は1640mmだが全幅は1800mmをキープしている。

スズキ『eビターラ』

ロングホイールベースで室内の広さを確保。車体のアプローチアングル、ディパーチャーアングルを大きく取り、最低地上高も185mmあるので、悪路走破性も高い。

スズキ『eビターラ』

テールランプも3点ポイントで、Y字のプレスが左右からボディー中心に向かっているデザイン。フロントとつながっているイメージを演出。リアウインドウにあるワイパーは雨の日に便利。

進化したモータードライブとデザインをまとった3代目

日産『リーフ』

Specification
■全長×全幅×全高:4360×1810×1565mm
■ホイールベース:2690mm
■車両重量:1920kg
■総電力量:78kWh
■電池:リチウムイオン電池
■最高出力:218PS
■最大トルク:335Nm
■変速機:電気式無段
■一充電走行距離:685km(WLTCモード)
■車両本体価格:599万9400円(※補助金129万円+)

※B7 G 2WD

日産『リーフ』

ヘッドランプはLEDを採用。シグネチャーポジションランプはセンターランプ点灯機能付き。ヘッドライトはアダプティブLED。全幅が1810mmあるので狭い立体駐車場に入らないことがある。

日産『リーフ』

全長は『eビターラ』より85mm長いが、ホイールベースは10mm短い。最低地上高は135mmで『eビターラ』より50mm低い。前輪駆動のみでオンロード走行に向いている5ドアモデルだ。

日産『リーフ』

リアゲートの開口部はやや狭め。室内には後方カメラによるインテリジェントルームミラーを装備。屋根にある2本のツノは「Pro PILOT2.0」の装備でこの出っ張りで全高は1565mmになる。

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