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スバル「レヴォーグ レイバック」にストロングハイブリッドモデルが追加!激変したF型の全貌

2026.06.04

2023年秋、スバル・レヴォーグの改良(C→D型)とともに発表されたのが、最新のレヴォーグをベースにクロスオーバー化された日本専用車となるレイバック。

極上の走り&快適感を味わせてくれたハンズオフドライブも可能なスバル・レイバック

インプレッサをクロスオーバー化したクロストレックの関係と同じように見えるが、厳密にはそうではない。レイバックは、ただレヴォーグの車高を上げ、エクステリアにクロスオーバー風味を加えただけのレヴォーグの追加車種では決してないのだ。

最低地上高をレヴォーグの145mmから本格SUV並みの200mmまで高めつつ、ターゲットとなるユーザー層、走りのキャラクター、快適性、装備、前席の乗降性など多岐に渡ってレイバックならではの特徴が与えられた、レヴォーグより、より幅広いユーザー層をターゲットとする”都市型”クロスオーバーモデルなのである。

実際、バンパーから上だけを見ればレヴォーグに近いデザインであり、土や泥の臭いは感じられない。

前型モデル
前型モデル

グレード構成も独特だ。レヴォーグとは違い1・8LDOHC直噴ターボ”DIT”+リニアトロニック+AWDのLimited EXの1グレードとなり、ステレオカメラに加えて広角単眼カメラを搭載した新世代アイサイト、アイサイトセーフティプラス、そして渋滞時ハンズオフドライブ、アクティブレーンチェンジアシスト、カーブ前速度制御、料金所前速度制御などの高機能を持つアイサイトXが標準装備されるところも大きな特徴だった。

水平方向4気筒1.8Lターボエンジン
高速道路でハンズオフドライブ体験中

レヴォーグをクロスオーバー化しただけでない最大の理由が、足回り。レヴォーグ用ではなく、スバル車最上の乗り心地を実現したと感じさせる(デビュー当時)クロストレックのものを流用しているのである。タイヤもクロストレックで大好評、開発陣からしても想定以上のマッチング!!と言われる操縦安定性の高さ、乗り心地と静粛性の評価が極めて高いファルケンのオールシーズンタイヤ(専用品でサイズ違い)、225/55R18サイズを履いている。

前型モデル

欧州上級サルーンを思わせてくれるレイバックの走行性能

レイバックの1.8Lガソリンターボモデルの試乗印象を振り返ると、まずは素晴らしすぎる乗り心地の良さに感動できた。レヴォーグの乗り心地はスポーツワゴンというキャラクターもあって、硬めのタッチを示すのだが、こちらはしっかりとしていながら、路面を問わない体に優しいフラットかつ快適無比な、それこそ欧州の上級サルーンを思わせる乗り心地を示してくれるのだ。

高速走行では、文句なしの直進安定性、高速カーブでの最低地上高200mmをまったく感じさせないほどの安定感を示すとともに、アイサイトの優れたACC(アダプティブクルーズコントロール)機能はもちろん、高度運転支援システムのアイサイトXによるカーブ前速度制御、料金所前速度制御、アクティブレーンチェンジアシスト(約70~120km/h)、さらには渋滞時ハンズオフアシスト(0~約55km/hで作動)などによって、まさにストレスフリーのドライブ、運転を楽しめたのである。

高速道路での合流、追い越しや山道では、スバル自慢の水平対向4気筒エンジンを中高回転まで回すことになり、約3500回転を超えたところから、いわゆるフラット4サウンドが目立ち始め、動力性能に活発さが増すのだが、それでもエンジンノイズそのものの車内への透過、進入はレヴォーグより遥かに抑えられている。フラット4サウンドは聴きたい、しかし静かでもあってほしいという、相反する要望に見事に応えてくれるのがレイバックであった。

山道での走りもゴキゲンだ。基本的なボディ、フロア剛性の高さ、シンメトリカルAWDの制御の良さもさることながら、レヴォーグに対してサスペンションストローク量を増したことで、しなやかでゆったりとした足回りのストローク感、段差やうねりの乗り越えた時のジワリとした収束性がもたらされ、ファルケンのオールシーズンタイヤのグリップ性能の高さもあって、路面からの入力をフワピタにこなしつつ路面に吸い付くような安定感がハイレベルで実現されている。なおかつスムーズかつ路面からのインフォメーションに不足ないステアリングはスッキリとした操縦性を示し、パドルシフトの装備もあって、あらゆるシーンでの走りやすさはもう抜群としかいいようがなかったのである。

ハーマンガードンサウンドシステムの装備によって静粛性もハイレベル

そして走行中の車内の圧巻の静かさにも驚かされた。クルマの騒音の原因はパワーユニットからのノイズ、振動、タイヤを介した路面からのロードノイズ、そして風切り音が主だが、そのどれもが見事に遮断され、これまた上級サルーン並みの車内の静粛性が実現されていたのである。その理由のひとつが、EXグレードということで、ハーマンガードンサウンドシステムを標準装備しているところにある。ハーマンガードンサウンドシステム搭載車は、そのサウンド、リスニング環境を最大限に引き出すため、車内の静粛性を非搭載車に対して一段と高めているというわけだ。

プロミュージシャンからいきなり自動車専門誌の編集者を経験した後、モータージャーナリストに。新車試乗記や自動車関連コラム、防災記事などを幅広い媒体で執筆。クルマのパッケージング、洗車”オタク”でもある。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動。愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿厳選紹介、ドッグフレンドリーカー選びについて多方面で情報発信中。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)、「すごい海外旅行術」(講談社刊)、「愛犬と乗るクルマ」(交通タイムス社刊)など。輸入車の純正ペットアクセサリーの開発にも携わっている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~。現在は小学館DIME推薦)。

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