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【図解】ExcelのTRIMRANGE関数の使い方とTRIM関数との違い

2026.04.06

TRIMRANGE関数は、データ範囲の外側の空行・空列を除外(トリム)する関数である。余計な空白を削除することで、Excelの計算処理の負担を減らせる。TRIM関数は「文字列」の外側の空白を除外する関数であり、TRIMRANGE関数とは異なる。

ExcelのTRIMRANGE関数の使い方が分からないという方もいるのではないだろうか。TRIMRANGE関数はデータ範囲の外側の空白を削除できる関数だ。

本記事ではExcelのTRIMRANGE関数の使い方について解説する。TRIM関数との違いについても詳しくまとめた。

TRIMRANGE関数とは?

TRIMRANGE関数は、データ範囲の外側にある空行・空列を除外(トリム)する関数だ。あくまで外側の空白のみを除外する。データ範囲の内側の空白は除外しない。

TRIMRANGE関数で空白を削除することには意味がある。余計な部分を除外(トリム)することで、Excelの計算処理の負担を減らすことができる。

■TRIMRANGE関数の基本的な構文

TRIMRANGE関数の基本的な構文は次のとおり。

  • =TRIMRANGE({範囲},{行のトリミング方法},{列のトリミング方法})

{行のトリミング方法}と{列のトリミング方法}はあくまでオプションであり、省略できる。

基本的には{範囲}のみ指定する。指定した{範囲}の外側の空の行・列を削除できる。

TRIMRANGE関数の基本的な使い方

TRIMRANGE関数の基本的な使い方について解説する。

TRIMRANGE関数で次の6つを行う方法を順番に見ていこう。

  1. 1列全体をトリムする
  2. 複数列をトリムする
  3. 先頭の空白行のみトリムする
  4. 末尾の空白行のみトリムする
  5. 先頭の空白列のみトリムする
  6. 末尾の空白列のみトリムする

■1.1列全体をトリムする

まず、1つの列に存在する外側の空白を削除する。

以下では「=TRIMRANGE(A1:A16)」としている。

A列にあるデータの外側の空白を削除対象とする。

1列全体をトリム

実行するとA列のデータ範囲の最初と最後の空白行が削除されている。

データ範囲の中にある空白行は削除されない。代わりに「0」とされている。

1列の空白をトリム

■2.複数列をトリムする

続いて、複数列に存在する外側の空白を削除する。

以下では「=TRIMRANGE(A1:B16)」としている。

A列・B列にあるデータの外側の空白を削除対象とする。

複数列を指定

実行すると、A列・B列の最初と最後の空白行が削除されている。

複数列を削除

■3.先頭の空白行のみトリムする

続いて、先頭の空白行のみ削除する方法を解説する。

以下では「=TRIMRANGE(A1:B16,1)」としている。

2つ目の引数では、「行をどのようにトリミングするか」を指定できる。「1」を指定すれば、「先頭の空白行のみ」を削除できる。

先頭の空白行のみ

実行すると、以下のように先頭の空白行は削除される。

末尾の空白行は削除されず、「0」が記入される。

先頭の空白行を削除

■4.末尾の空白行のみトリムする

今度は末尾の空白行のみ削除してみる。

以下では「=TRIMRANGE(A1:B16,2)」としている。

2つ目の引数に「2」を指定すれば、「末尾の空白行のみ」を削除できる。

末尾の空白行のみ

実行すると、先ほどとは逆に、末尾の空白行のみが削除されている。

末尾の空白行を削除

■5.先頭の空白列のみトリムする

今度は先頭の空白列のみ削除する方法を解説する。

以下では「=TRIMRANGE(A1:D10,3,1)」としている。

3つ目の引数では、「列をどのようにトリミングするか」を指定できる。「1」を指定すれば、「先頭の空白列のみ」を削除できる。

先頭の空白列のみ

実行すると、先頭の空白列(A列)は削除されたが、末尾の空白列は削除されないことが分かる。

先頭の空白列を削除

■6.末尾の空白列のみトリムする

最後に、末尾の空白列のみ削除する方法を見ていこう。

以下では「=TRIMRANGE(A1:D10,3,2)」としている。

3つ目の引数に「2」を指定すれば、「末尾の空白列のみ」を削除できる。

末尾の空白列のみ

実行すると、末尾の空白列「D列」のみが削除されていることが分かる。

末尾の空白列を削除

TRIMRANGE関数とTRIM関数の違い

名前は似ているが、ExcelのTRIM関数は全く別の関数である。

TRIM関数は「文字列」の外側の空白を除外(トリム)する関数だ。

対して、TRIMRANGE関数は「指定範囲」の外側の空白を除外(トリム)する関数である。

例をひとつ見てみよう。

以下では「=TRIM(” TEST “)」としている。

「TEST」の外側に空白が入っている。

TRIM関数

実行すると空白が除外されて「TEST」のみが表示された。

TRIMRANGE関数とTRIM関数は使う場面がまったく異なる。どちらかといえばTRIM関数の方が使用頻度が多い。

TRIM関数の結果

まとめ

本記事ではTRIMRANGE関数とは何かについて解説した。最後にTRIMRANGE関数の使い方についておさらいしよう。

◯TRIMRANGE関数の構文

  • =TRIMRANGE({範囲},{行のトリミング方法},{列のトリミング方法})

◯TRIMRANGE関数の使用例

  1. 1列全体をトリムする
    例:=TRIMRANGE(A1:A16)
  2. 複数列をトリムする
    例:=TRIMRANGE(A1:B16)
  3. 先頭の空白行のみトリムする
    例:=TRIMRANGE(A1:B16,1)
  4. 末尾の空白行のみトリムする
    例:=TRIMRANGE(A1:B16,2)
  5. 先頭の空白列のみトリムする
    例:=TRIMRANGE(A1:D10,3,1)
  6. 末尾の空白列のみトリムする
    例:=TRIMRANGE(A1:D10,3,2)

TRIMRANGE関数は指定した範囲の外側の空白を削除できる関数だ。使用頻度こそ少ないが、不要な部分を削除して計算処理を行いたいときに便利である。

関連記事:Excelの空白セルや空白スペースを一括で詰める方法【図解・関数】

構成/編集部

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