WRAPCOLS関数を使う場合の注意点
WRAPCOLS関数はあくまで1つの行や1つの列を、折り返して表示する関数だ。配列を指定することはできない。つまり、2行や2列を指定することはできないということ。
配列を指定した場合、#VALUEエラーが表示されてしまう。
■2列になっているデータに対してWRAPCOLS関数を使う方法
2列になっているデータに対してWRAPCOLS関数を使いたい場合は、一度TOCOL関数で1列に直す必要がある。TOCOL関数は指定した配列を縦1列にできる関数である。
以下では「=WRAPCOLS(TOCOL(A1:C6),3,”-”)」としている。TOCOL関数でA1〜C6のデータを縦1列に並べる。それを、WRAPCOLS関数が3行ごとに折り返す。

実行すると、3行ごとに折り返されていることが分かる。

まとめ
本記事ではWRAPCOLS関数とはなにかについて解説した。WRAPCOLS関数の基本的な使い方について、最後におさらいしよう。
- 3行ごとに縦方向に折り返す
例:=WRAPCOLS(A2:A10,3) - SEQUENCE関数で生成した行を折り返す
例:=WRAPCOLS(SEQUENCE(6),3) - 不足部分を埋める
例:=WRAPCOLS(SEQUENCE(5),3,”-”)
WRAPCOLS関数を使えば、1行や1列になっているデータを、N行ごとに折り返して表示できる。N列ごとに折り返したい場合は、WRAPROWS関数の方を使う。
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構成/編集部







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