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ExcelのWRAPCOLS関数を活用してデータを〝折り返す〟新機能の使い方

2025.11.16

WRAPCOLS関数を使う場合の注意点

WRAPCOLS関数はあくまで1つの行や1つの列を、折り返して表示する関数だ。配列を指定することはできない。つまり、2行や2列を指定することはできないということ。

配列を指定した場合、#VALUEエラーが表示されてしまう。

■2列になっているデータに対してWRAPCOLS関数を使う方法

2列になっているデータに対してWRAPCOLS関数を使いたい場合は、一度TOCOL関数で1列に直す必要がある。TOCOL関数は指定した配列を縦1列にできる関数である。

以下では「=WRAPCOLS(TOCOL(A1:C6),3,”-”)」としている。TOCOL関数でA1〜C6のデータを縦1列に並べる。それを、WRAPCOLS関数が3行ごとに折り返す。

2列になっている

実行すると、3行ごとに折り返されていることが分かる。

2列を折り返す

まとめ

本記事ではWRAPCOLS関数とはなにかについて解説した。WRAPCOLS関数の基本的な使い方について、最後におさらいしよう。

  1. 3行ごとに縦方向に折り返す
    例:=WRAPCOLS(A2:A10,3)
  2. SEQUENCE関数で生成した行を折り返す
    例:=WRAPCOLS(SEQUENCE(6),3)
  3. 不足部分を埋める
    例:=WRAPCOLS(SEQUENCE(5),3,”-”)

WRAPCOLS関数を使えば、1行や1列になっているデータを、N行ごとに折り返して表示できる。N列ごとに折り返したい場合は、WRAPROWS関数の方を使う。

関連記事:初心者でもすぐにできるExcelでの表の作り方と基本的な手順

構成/編集部

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