女性の社会進出が進んでもなお大きいとされる男女の賃金差異。実際のところ、この格差に不公平を感じている女性はどれくらいいるのだろうか?
しゅふJOB総研はこのほど、「男女の賃金格差」をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行い、874名から有効回答を得た。調査結果は以下の通り。
賃金差がついても納得感がある理由、1位は「仕事への責任の重さで差がつく時」
「同じ仕事をしているのに、女性と男性との間で賃金差があり、不公平だと感じたことはあるか」と尋ねたところ、「ある」が53.8%で過半数を占めた。
女性と男性の賃金差における不公平感について2025年と2022年の調査結果を比較したところ、2025年は53.8%、2022年は62.0%となった。3年間で8.2%不公平感に感じている人が減っていることが明らかになった。
女性と男性の賃金差における不公平感を感じたことが「ある」と回答した人を対象に、具体的にどのような不公平を感じているかと尋ねたところ、「男性のほうが賃金が高く、女性は低い」が82.9%でダントツの最多となり、次いで「女性のほうが賃金が高い場合も、男性のほうが高い場合もある」が11.7%となった。
「同じ仕事をしているのに賃金に差がつくとしたら、どういう理由であれば納得感があるか」と尋ねたところ、「仕事への責任の重さで差がつく時」が62.7%で最多となり、以下「深夜など働く時間帯の違いで差がつく時」(54.0%)、「雇用形態の違いで差がつく時」(50.1%)、「資格の有無で差がつく時」(49.3%)と続いた。
2022年7月より、常時雇用する労働者が301人以上の企業に女性と男性の賃金差を公表することが法律で義務付けられた。「それによってどんな変化があったと思うか」と尋ねたところ、「何も変わらない」が42.1%で最も多かったものの、「賃金差が縮まった」という人も13.7%いた。
<調査概要>
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:874名 ※女性のみ
調査実施日:2025年5月19日(月)~2025年5月31日(土)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
出典元:しゅふJOB総研
構成/こじへい







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