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ExcelのFILTERXML関数とは?初心者でもできる外部データを取り込んで分析する方法

2025.09.12

FILTERXML関数でよくあるエラー

FILTERXML関数は柔軟な反面、構文やデータの不備があるとエラーになりやすい。ここでは代表的なエラーを紹介する。

■#VALUE!エラーが出る原因

#VALUE!エラーが出る主な原因としては、下記のような可能性がある。

  • XMLの形式が壊れている(タグの閉じ忘れなど)
  • XPathが正しく指定されていない
  • 空のセルを参照している

■#NAME?エラーが出る原因

#NAME?エラーでは、関数名のスペルミスが原因となっていることが多い。また、エクセルのバージョンが古い可能性も考えられる。Excel2013以降にアップデートが必要だ。

■#N/Aエラーが出る原因

エクセルの#N/Aエラーは「値が存在しない/見つからない」ことを意味する。FILTERXML関数でこのエラーが出るときは、指定されたXPathに一致する要素が見つからない場合が多い。

使用可能なエクセルのバージョン

FILTERXML関数は、Excel 2013以降で利用可能だ。また、Microsoft 365では最新の動的配列に対応する。ただし、Mac版はサポートしていないので注意が必要だ。

まとめ

FILTERXML関数は、エクセルで外部のXMLデータを活用する際に非常に強力な関数である。ニュースや天気予報など、実在するRSSフィードを利用することで、動的な情報を簡単に取り込むことができる。

エクセルを情報収集やレポート作成のハブとして活用したい方にとって、FILTERXML関数は欠かせない存在になるだろう。

本記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。

  • FILTERXML関数の概要
    • XML形式データから特定要素を抽出する関数
    • 構文:=FILTERXML(xml, xpath)
      • xml:XML形式の文字列
      • xpath:抽出したい要素を指定(XPath式)
  • サンプルXMLでの抽出手順
    • セルA1にXML文字列を1行で入力
    • <people><person><name>佐藤</name></person><person><name>鈴木</name></person><person><name>田中</name></person></people>
    • セルB1に =FILTERXML(A1, “//name”) を入力
    • B列に「佐藤/鈴木/田中」が表示
  • Webサービス(NHKニュースRSS)での抽出手順
    • セルA1に =WEBSERVICE(“https://www3.nhk.or.jp/rss/news/cat0.xml”)
    • セルB1に =FILTERXML(A1, “//item/title”)
    • 最新ニュースのタイトル一覧が表示される
  • 主なエラー原因
    • #VALUE!:XML形式の不備、XPath誤り、空セル参照
    • #NAME?:関数名のスペルミス、Excelバージョンが古い(2013以降が必要)
    • #N/A:XPathに一致する要素が存在しない
  • 対応バージョン
    • Windows版Excel 2013以降で利用可、Microsoft 365は動的配列対応
    • Mac版Excelは非対応

関連記事:「「xmlファイル」とは何か?覚えておきたいExcelでファイルを開く方法

構成/編集部

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