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「xmlファイル」とは?覚えておきたいExcelで開く方法とHTMLファイルとの違い

2023.11.26

XMLファイルとHTMLファイルの違いが分からない、という方も多いのではないだろうか。本記事ではXMLファイルとは何かについて解説する。また、XMLファイルをブラウザやExcelで開く方法についてもまとめた。

XMLファイルとは?

XMLとはExtensible Markup Languagの略であり、HTMLと同様にマークアップ言語に分類される。マークアップ言語とは、テキストをタグで括ることで構造化する表記ルールのことだ。XMLが書かれた文書はXMLファイルと呼ばれる。XMLファイルはテキストエディタはもちろんのこと、WebブラウザやExcelなどでも開くことが可能だ。

XMLとHTMLの違い

HTMLも同じマークアップ言語だが、HTMLはWebページを表示するのに特化している。HTMLとXMLのもっとも分かりやすい違いは、HTMLはタグの使用ルールが予め決められている点だ。

たとえば、HTMLには「<B>」というタグがあるが、これは文章を太字にするために用いられるものであり、それ以外には使うことができない。対してHTMLはタグのルールを自由に決めることができる。

XMLを使うメリット

XMLはタグを自分で分かりやすいように設定できる。日本語にすることもできるため、そのデータが何を意味するのか分かりやすくなる。また、XMLはデータのやり取りや設定ファイルの生成など、幅広い場面で使うことができるのも特徴だ。

XMLファイルの簡単な作り方

XMLファイルの作り方について解説する。XMLファイルを作る手順は次の通りだ。

  1. メモ帳などを用意する
  2. 文字コードを指定する
  3. タグを記述する
  4. タグ内にデータを記述する
  5. 名前を付けて保存する

1つ1つの作成Stepについて詳しく解説していく。

1.メモ帳などを用意する

XMLファイルはテキストエディタで開くことが可能だ。まずは普段使っているテキストエディタを用意しよう。テキストエディタを持っていない方は、Windowsに最初から入っているメモ帳でも問題ない。

メモ帳を開くには、まず「Windowsボタン」をクリックする。その後「すべてのアプリ」を選択し、検索窓に「メモ帳」を入力すれば、メモ帳を探すことができる。

2.文字コードを指定する

XMLを記述する際は、冒頭に文字コードを指定する必要がある。文字コードとは文字や記号の種類をコンピューターが認識するために割り当てられたもののことだ。

以下の画像のように、冒頭に「<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″ ?>」と記入する。

「encoding=」の後に文字コードを記入する。文字コードは現在は「UTF-8」とするのが一般的だ。また、「version=”1.0”」はXMLのバージョンを指定している。XMLのバージョンには「1.0」と「1.1」の2つがあるが、ここでは「1.0」の方を選択した。

3.タグを記述する

続いて、XMLのタグを記述していく。ここでは試しに、自己紹介のデータを入力していこう。まず、「<自己紹介></自己紹介>」というタグを記入する。その中に、「<名前></名前>」「<性別></性別>」「<年齢></年齢>」「<趣味></趣味>」というタグを入れる。

マークアップ言語は「<{タグ名}></{タグ名}>」という形で記入するのが基本である。タグ名の間に、そのタグを反映させたいデータを記入する。

4.タグ内にデータを記述する

続いて、作成したタグの中にデータを記述していく。ここでは例として、以下のように記述した。画像の記述をそのまま真似ても問題ないし、自分のプロフィールに書き換えても良いだろう。

このようにXMLでは、タグの中にデータを書き込んでいくのが基本だ。XMLではタグ名を日本語にできるため、記述した本人以外が見ても、何のデータを保持しているのか一目で分かるようになっている。

5.名前を付けて保存する

最後に、作成したXMLファイルに名前を付けて保存しよう。名前は何でも良いが、拡張子は「xml」にする必要がある。拡張子を正しく付けないと、コンピュータがXMLファイルだと認識してくれない。ここでは「test.xml」と付けた。

XMLファイルを開く方法

最後に、XMLファイルを開く方法について紹介しよう。「ブラウザで開く方法」「Excelで開く方法」をそれぞれ解説していく。

1.ブラウザで開く

まず、WebブラウザでXMLファイルを開く方法を紹介する。

ファイルを保存したフォルダを開いたら、XMLファイルのファイル名を右クリックしよう。そして、「このアプリケーションで開く」する。出てきたアプリケーション一覧の中から、Webブラウザを選択する。ここでは「Google Chrome」を選択した。

Webブラウザ名をクリックすると、XMLデータが表示される。画像のようにインデントされてデータが表示されれば、正しいXMLファイルを作成できている。

「自己紹介」の隣の三角マークをクリックすると、「<自己紹介>」の中のデータを折りたたむことができる。XMLではこのように中のデータを折りたたむことができるため、データ量が多くなったとしても全体の構造を把握しやすくなる。

2.Excelで開く

次に、Excelで開く方法を紹介する。先ほど同様にファイル名を右クリックし、「このアプリケーションで開く」を選択する。今後は「Microsoft Excel」をクリックする。

すると、画像のように表形式でデータが出力される。Excel上ではタグ名を変更したりデータを追加したりすることが可能だ。

まとめ

本記事ではXMLファイルとは何かについて解説した。最後に、XMLファイルの作成手順についておさらいしておこう。

  1. メモ帳などを用意する
  2. 文字コードを指定する
  3. タグを記述する
  4. タグ内にデータを記述する
  5. 名前を付けて保存する

ITエンジニアとして働く場合、XMLファイルを扱う機会は多い。エンジニア職を目指す方は、XMLファイルの作り方についてさらに詳しく勉強してみると良いだろう。

構成/編集部

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