
Google スライドに実装されたGeminiはAIツールのことであり、命令することで、Google スライドでの作業の一部を代わりに行ってもらえる。画像生成やスライドの説明文作成などをやらせることが可能だ。
目次
GoogleスライドにGeminiが実装されたと知ったものの、Geminiの使い方がよく分からないという方もいるのではないだろうか。
本記事ではGoogle スライドに実装されたGeminiの使い方について解説する。GeminiでできることやGeminiを使う際の注意点についてまとめた。
Google スライドに実装されたGeminiとは?
Google スライドに実装されたGeminiは、Google スライドで使えるAIアシスタント機能である。Geminiを使うことで、スライド作成の一部を自動化できる。たとえば、スライドに画像を挿入したり、画像の説明文を追加したりすることが可能だ。
また、スライドを参考に、プレゼン資料の原稿作成も行ってくれる。
Geminiを使えば、Google スライドでの作業が効率化される可能性がある。
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■Google スライドに実装されたGeminiの使い方
Googleスライドを開いたら、右上に☆マークのようなものがあるので、クリックする。

すると「Gemini」が立ち上がる。「ここにプロンプトを入力」の箇所に、Geminiにやってほしい内容を入力することになる。

Google スライドに実装されたGeminiでできること
Google スライドに実装されたGeminiでは幅広いことができる。
ここでは、代表的なGeminiでできることとして次の4つを紹介しよう。
- 画像を生成する
- スライドを説明する文章を作成する
- スライドを作成する
- Google スライドの操作方法を質問する
ひとつひとつのできることについて詳しく解説する。
■1.画像を生成する
Google スライドに実装されたGeminiでは、画像を生成することができる。
以下の画像では「おやつの画像を作成して」と命令している。

実行すると、以下のようにAIによって画像が生成される。この中から、スライドに採用したい画像を1枚選んでクリックしよう。

プレビューを確認して問題なければ「挿入」をクリックする。

これで生成した画像をスライドに組み込むことができた。

■2.スライドを説明する文章を作成する
Geminiは指定したスライドの説明文も作成してくれる。
以下では「このスライドを説明する文章を生成して」と入力している。すると、スライドの説明文が出力されていることが分かる。
Geminiによって作成した説明文は、プレゼンなどに役立てることが可能だ。

■3.スライドを作成する
Google スライドに実装されたGeminiでは、新しいスライドを作成することもできる。
Geminiに、ケーキの種類について解説するスライドの雛形を作成させた例である。
Geminiは画像付きでスライドの雛形を作成してくれた。「挿入」をクリックすることで、作成したスライドを反映させられる。

Geminiを使ってスライドの雛形を作成すれば、スライド作成の時間を短縮できるだろう。

■4.Google スライドの操作方法を質問する
Google スライドに実装されたGeminiでは、Googleスライドの操作方法について質問することも可能だ。
以下は「Geminiの使い方を教えて」と質問した例である。Google スライドに実装されたGeminiの使い方について、丁寧に説明してくれている。

Google スライドに実装されたGeminiを使う際の注意点
Google スライドに実装されたGeminiを使う際の注意点は次の3つだ。
- 不正確な情報を表示することもある
- 2スライド以上をまとめて作成できない
- 具体的に指示を出す必要がある
ひとつひとつの注意点について詳しく解説する。
■1.不正確な情報を表示することもある
Geminiに限らず生成AIは、不正確な情報を表示することも多くある。たとえば、Geminiでスライドの説明文を出力してもらった際も、日本語が間違っていたり、情報が正しくなかったりする可能性はあるので注意しよう。
Geminiの出力結果をそのまま使うと、違和感のあるプレゼンになってしまうかもしれない。Geminiが出力した内容は必ず一度チェックするようにしよう。
■2.2スライド以上をまとめて作成できない
Google スライドに実装されたGeminiは現状、2スライド以上をまとめて作成できない。スライドの作成は1枚ずつ行う必要がある。
■3.具体的に指示を出す必要がある
生成AIに読み込ませる命令文(プロンプト)の内容が曖昧だと、期待通りの出力結果を得られない可能性もある。指示はなるべく具体的に行うことを心がけよう。
命令文を作成するには、ある程度慣れが必要だ。実際にGeminiを使い、試行錯誤を繰り返すことで、期待通りの出力結果が得られるようにしよう。
まとめ
本記事ではGoogle スライドに実装されたGeminiの使い方について解説した。最後に、Geminiでできることについておさらいしよう。
- 画像を生成する
- スライドを説明する文章を作成する
- スライドを作成する
- Google スライドの操作方法を質問する
また、Geminiを使う際の注意点は次のとおり。
- 不正確な情報を表示することもある
- 2スライド以上をまとめて作成できない
- 具体的に指示を出す必要がある
Google スライドに実装されたGeminiを使うことで、プレゼン資料作成の手間を省ける可能性がある。特に画像生成機能は優秀なので、一度使ってみることをおすすめする。
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構成/編集部