小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ExcelでCopilot機能が使えるって知ってた?AIを活用してグラフやデザインを美しくするテクニック

2025.08.12

CopilotとはExcelで使えるAIツールのことであり、命令することで、Excel作業の一部を代わりに行ってもらえる。グラフの作成やデザインの調整などもやらせることが可能だ。

ExcelにCopilotという機能があることを知ったものの、Copilotの使い方が分からないという方も多いのではないだろうか。CopilotはExcelで使えるAIツールであり、Copilotによってさまざまな作業を自動化することが可能だ。

本記事ではExcelのCopilotとは何かについて解説する。CopilotでできることやCopilotを使う際の注意点についてまとめた。

ExcelのCopilotとは?

ExcelのCopilotとは、Excelで使えるAIツールのことである。昨今はChatGPTなど対話形式の生成AIが話題になっているが、それのExcel版といったイメージだ。

Copilotを使ってAIに命令を送ることによって、AIにExcel内でのさまざまな作業を代わりにやってもらうことができる。

ExcelでCopilotを使うには、Excelの上部タブの右側にある「Copilot」をクリックする。

Copilotをクリック

「Copilotへメッセージを送る」にAIに対するメッセージを送ることで、Copilotを使える。「グラフを作成して」「デザインを変更して」などと命令を送ることで、AIが命令に従ってExcel内で作業を行う。

メッセージを送る

ExcelのCopilotでできること

ExcelのCopilotでできることは幅広い。

Copilotでできる代表的なこととして、ここでは次の4つを紹介しよう。

  1. データの強調や並び替えを行う
  2. グラフを作成する
  3. デザインを調整する
  4. 数式を作成する

ひとつひとつのできることについて詳しく解説する。

■1.データの強調や並び替えを行う

Copilotは既存の表の中にあるデータを強調することができる。

以下の画像では「もっとも大きい数値を赤字にしてください」と命令している。結果、もっとも高い「渡辺」の点数のみが赤字になっている。

このように、Copilotは特定データの色を変更することが可能だ。

その他、データを大きい順に並べ替えたり、空白箇所を削除したりすることも、命令文を変えることによって可能である。

データの強調や並び替え

■2.グラフを作成する

Copilotでは既存の表を元にグラフを作成することも可能だ。

たとえば、「1.データの強調や並び替えを行う」の項目で作成した表を選択した状態で、次のような命令を行ったとする。

グラフ作成を命令

すると、Copilot内に表が生成されるので、「新しいシートに追加」をクリックする。すると、自動でシートが追加され、その中に生成されたグラフが挿入されている。

このように簡単なグラフを作成することもできる。

グラフを挿入

■3.デザインを調整する

CopilotはExcelで作成した表などのデザインを調整することもできる。

たとえば、表を選択した状態で次の命令を行ったとする。

デザインを調整

その後「適用」を選択することで、以下のように表の黄色い部分が青色に変化した。このように、指定部分のデザインを変更することもできる。

デザインを適用

■4.数式を作成する

Copilotによって数式を作成することも可能だ。

たとえば、表を選択した状態で次の命令を行ったとする。

数式作成を命令

すると、命令どおりに数式を作成してくれた。更に、「セルの挿入」を選択することで、シートに数式の計算結果を出力してくれた。

このように、数式を作成して、その結果を反映させることもできる。

数式を作成

ExcelのCopilotを使う際の注意点

ExcelのCopilotを使う際の注意点は次の3つ。

  1. Microsoft 365を契約している必要がある
  2. AIクレジットが切れると使えなくなる
  3. 指示が曖昧だと思い通りに動かない

ひとつひとつの注意点について詳しく解説する。

■1.Microsoft 365を契約している必要がある

Copilotを使うには、Microsoft 365を契約している必要がある。Microsoft 365にはFamilyプランとPersonalプランの2つがある。

Microsoft 365を契約していればExcelだけでなく、WordやPowerPointでもCopilotを使うことが可能だ。Copilotを使ってみたい方は加入を検討してみても良いだろう。

■2.AIクレジットが切れると使えなくなる

CopilotはMicrosoft 365を契約していても、無限に使えるわけではない。Copilotを使うと、AIクレジットというものが消費されていく。AIクレジットは月60個まで配布される。AIクレジットがなくなれば、次の月までCopilotを使えなくなってしまう。

ただ、Microsoft Copilot Proを契約すれば無制限でCopilotを使えるようになる。

■3.指示が曖昧だと思い通りに動かない

Copilotに限らずすべての生成AIに言えることだが、指示内容が曖昧だと期待した結果を得られない可能性がある。命令文(プロンプト)の作成にはある程度慣れが必要なので、実際にCopilotを使ってみて、試行錯誤を繰り返していくのが良いだろう。

ただし、Copilotは現状発展途上であり、優れたプロンプトであっても、100%思い通りに動くというわけではない。CopilotにExcel作業を丸投げすることは難しい。Copilotによって出力された内容に間違いがないか、目視で確認することが必要である。

まとめ

本記事ではExcelのCopilotとは何かについて解説した。最後に、Copilotでできることについておさらいしよう。

  1. データの強調や並び替えを行う
  2. グラフを作成する
  3. デザインを調整する
  4. 数式を作成する

また、Copilotを使う際の注意点は次の3つ。

  1. Microsoft 365を契約している必要がある
  2. AIクレジットが切れると使えなくなる
  3. 指示が曖昧だと思い通りに動かない

Copilotは現状、そこまで万能とは言い難く、こちらの想定通りに動いてくれないことも多い。とはいえ、今後進化を遂げれば、作業負担を大幅に減らせる可能性もある。

関連記事:退屈な会議が無くなる!?Microsoft CopilotなどのAIツールが貢献する9つの場面
関連記事:マイクロソフトが提供を開始した生成AIサービス「Microsoft Copilot」でどんなことができるようになる?

構成/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年10月16日(木) 発売

DIME最新号は、「2025ヒット商品総決算」特集&「攻殻機動隊」映像化30周年大特集!今年話題を集めたヒット商品をどこよりも早く徹底解剖。DIMEでしか手に入らない「攻殻機動隊」オリジナルカレンダーが特別付録に付いてくる!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。