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Z世代はオフィスに「居心地の良さ」を求める? 一級建築士が語るオフィスの新しい価値

2025.07.16

ITOKI DESIGN HOUSEの具体例

同社の本社オフィス「ITOKI DESIGN HOUSE」はショールームとしても機能しており、新しい働き方を実現するためのデザインが採用されている。このオフィスにおける、会話や居心地に配慮したデザインの具体例を挙げてもらった。

「通路や執務エリアの境界に『とまり木』のようなディバイダー(ゆるやかな仕切り)を配置した空間設計があります。ディバイダーは主な通路沿いに設けられており、空間ボリュームをコントロールする仕切りでありながら、開放感を保ち、人が腰掛けられる高さのベンチ機能から、立ち寄りやすい“拠り所”となることで自然な会話を誘発させています。実際、空間の緩やかな分節により、交流性と滞在性が高まっている印象です」

ディバイダーが空間を緩やかに分節する(提供:イトーキ)

オフィスへのカフェマシン・空間の導入効果

オフィス内のインテリアは温かみのある天然木の素材や色味が採用されている(提供:イトーキ)

これからの新しいオフィスにおいて、「We Proudly Serve Starbucks コーヒープログラム」のようなカフェはどのような機能を果たすだろうか。

「カフェマシンの導入はEVP(Employee Value Proposition=従業員価値提案)の時代ではもはやスタンダードになっていると考えられます。

その点、『We Proudly Serve Starbucks コーヒープログラム』はブランド力があるため、それ自体が価値となり、誇らしさを醸成し、帰属意識・エンゲージメント向上への一助になるでしょう。

日本の文化にも大きな影響を与えたスターバックスの「サードプレイス」という概念を踏まえると、オフィスにおいても求心性や滞在性を生み出すことが期待されます。

こうした居心地の良さを実現するカフェスペースを設ければ、自然な交流や多様な価値観が混ざり合うきっかけとなり、さまざまなバックグラウンドを持つオフィスワーカーが共に過ごしやすい、豊かなカルチャーの醸成につながると考えています」

新しいオフィスづくりの価値を享受するためにも、まずは会社で真似できるところから取り入れてみてはいかがだろうか。

*イトーキ提供写真のみ「ITOKI DESIGN HOUSE」。撮影は神宮巨樹(OOKI JINGU)。

取材・文/石原亜香利

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